四面体OABCにおいて、辺OAの中点をD、辺BCの中点をEとする。線分DEの中点をM、三角形ABCの重心をGとするとき、3点O, M, Gが一直線上にあることを証明する。

幾何学ベクトル空間図形四面体重心一直線上
2025/7/3

1. 問題の内容

四面体OABCにおいて、辺OAの中点をD、辺BCの中点をEとする。線分DEの中点をM、三角形ABCの重心をGとするとき、3点O, M, Gが一直線上にあることを証明する。

2. 解き方の手順

位置ベクトルを用いて証明する。
点Oを始点とする位置ベクトルを考える。OA=a,OB=b,OC=c\vec{OA} = \vec{a}, \vec{OB} = \vec{b}, \vec{OC} = \vec{c} とする。
点Dは辺OAの中点なので、
OD=12OA=12a\vec{OD} = \frac{1}{2} \vec{OA} = \frac{1}{2}\vec{a}
点Eは辺BCの中点なので、
OE=12(OB+OC)=12(b+c)\vec{OE} = \frac{1}{2}(\vec{OB} + \vec{OC}) = \frac{1}{2}(\vec{b} + \vec{c})
点Mは線分DEの中点なので、
OM=12(OD+OE)=12(12a+12(b+c))=14a+14b+14c\vec{OM} = \frac{1}{2}(\vec{OD} + \vec{OE}) = \frac{1}{2}(\frac{1}{2}\vec{a} + \frac{1}{2}(\vec{b} + \vec{c})) = \frac{1}{4}\vec{a} + \frac{1}{4}\vec{b} + \frac{1}{4}\vec{c}
点Gは三角形ABCの重心なので、
OG=13(OA+OB+OC)=13(a+b+c)\vec{OG} = \frac{1}{3}(\vec{OA} + \vec{OB} + \vec{OC}) = \frac{1}{3}(\vec{a} + \vec{b} + \vec{c})
OM=3413(a+b+c)=34OG\vec{OM} = \frac{3}{4} \cdot \frac{1}{3}(\vec{a} + \vec{b} + \vec{c}) = \frac{3}{4} \vec{OG}
したがって、OM\vec{OM}OG\vec{OG}のスカラー倍で表されるため、OM\vec{OM}OG\vec{OG}は平行である。
また、OM\vec{OM}OG\vec{OG}は点Oを共有しているため、3点O, M, Gは一直線上にある。

3. 最終的な答え

3点O, M, Gは一直線上にある。

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