問題は、以下の2つの組の数について、大小関係を不等号を用いて表すことです。 (1) $\sqrt[3]{\frac{1}{25}}$, $\frac{1}{\sqrt{5}}$, $\sqrt[4]{\frac{1}{125}}$ (2) $\sqrt{2}$, $\sqrt[3]{3}$, $\sqrt[6]{6}$

代数学大小比較指数累乗根不等式
2025/7/6

1. 問題の内容

問題は、以下の2つの組の数について、大小関係を不等号を用いて表すことです。
(1) 1253\sqrt[3]{\frac{1}{25}}, 15\frac{1}{\sqrt{5}}, 11254\sqrt[4]{\frac{1}{125}}
(2) 2\sqrt{2}, 33\sqrt[3]{3}, 66\sqrt[6]{6}

2. 解き方の手順

(1) まず、それぞれの数を指数を用いて表します。
1253=1523=(52)13=523\sqrt[3]{\frac{1}{25}} = \sqrt[3]{\frac{1}{5^2}} = (5^{-2})^{\frac{1}{3}} = 5^{-\frac{2}{3}}
15=1512=512\frac{1}{\sqrt{5}} = \frac{1}{5^{\frac{1}{2}}} = 5^{-\frac{1}{2}}
11254=1534=(53)14=534\sqrt[4]{\frac{1}{125}} = \sqrt[4]{\frac{1}{5^3}} = (5^{-3})^{\frac{1}{4}} = 5^{-\frac{3}{4}}
次に、指数部分の分数を比較します。23=812-\frac{2}{3} = -\frac{8}{12}, 12=612-\frac{1}{2} = -\frac{6}{12}, 34=912-\frac{3}{4} = -\frac{9}{12}
指数関数の底が1より大きい場合、指数が大きいほど値も大きくなりますが、今は底が5で、指数が負なので、指数が大きいほど値は小さくなります。
したがって、5912<5812<56125^{-\frac{9}{12}} < 5^{-\frac{8}{12}} < 5^{-\frac{6}{12}} すなわち 11254<1253<15\sqrt[4]{\frac{1}{125}} < \sqrt[3]{\frac{1}{25}} < \frac{1}{\sqrt{5}}
(2) それぞれの数を指数を用いて表します。
2=212\sqrt{2} = 2^{\frac{1}{2}}
33=313\sqrt[3]{3} = 3^{\frac{1}{3}}
66=616\sqrt[6]{6} = 6^{\frac{1}{6}}
指数を揃えるために、すべて16\frac{1}{6}の形にすることを考えます。
2=212=(23)16=816\sqrt{2} = 2^{\frac{1}{2}} = (2^3)^{\frac{1}{6}} = 8^{\frac{1}{6}}
33=313=(32)16=916\sqrt[3]{3} = 3^{\frac{1}{3}} = (3^2)^{\frac{1}{6}} = 9^{\frac{1}{6}}
66=616\sqrt[6]{6} = 6^{\frac{1}{6}}
よって、616<816<9166^{\frac{1}{6}} < 8^{\frac{1}{6}} < 9^{\frac{1}{6}} すなわち 66<2<33\sqrt[6]{6} < \sqrt{2} < \sqrt[3]{3}

3. 最終的な答え

(1) 11254<1253<15\sqrt[4]{\frac{1}{125}} < \sqrt[3]{\frac{1}{25}} < \frac{1}{\sqrt{5}}
(2) 66<2<33\sqrt[6]{6} < \sqrt{2} < \sqrt[3]{3}

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