1回の試行で得られる点数は0, 1, 2のいずれかである。それぞれの確率を求める。
- 0点となる確率: 金貨が裏の場合のみなので、確率は1/2 - 1点となる確率: 金貨が表で銀貨が裏の場合なので、確率は(1/2)×(1/2)=1/4 - 2点となる確率: 金貨が表で銀貨が表の場合なので、確率は(1/2)×(1/2)=1/4 (1) X=1となるのは、5回の試行のうち1回だけ1点が出て、残りの4回は0点となる場合のみである。 1点が出る確率は1/4、0点が出る確率は1/2なので、そのような事象が起こる確率は、二項分布を用いて計算できる。 5回のうち1回1点が出る組み合わせは5C1=5通り。 5×(1/4)1×(1/2)4=5/64 (2) X=3となるのは、以下の2つの場合がある。 - 1点が3回、0点が2回
- 1点が1回、2点が1回、0点が3回
それぞれの確率を計算する。
- 1点が3回、0点が2回の場合
5C3×(1/4)3×(1/2)2=10×(1/64)×(1/4)=10/256=5/128 - 1点が1回、2点が1回、0点が3回の場合
5C1×4C1×(1/4)1×(1/4)1×(1/2)3=5×4×(1/4)×(1/4)×(1/8)=20/128=5/32 5/128+5/32=5/128+20/128=25/128 (3) Xが偶数となる確率を求める。
Xが奇数となる確率を求めて、1から引くことで偶数となる確率を求める。
1回の試行で得られる点数が奇数(1点)となる確率は1/4であり、偶数(0点か2点)となる確率は1/2+1/4=3/4である。 Xが奇数になるのは、1点の回数が奇数の場合。つまり、1回、3回、5回の場合を考える。
- 1点が1回の場合:5C1(1/4)1(3/4)4=5×(1/4)×(81/256)=405/1024 - 1点が3回の場合:5C3(1/4)3(3/4)2=10×(1/64)×(9/16)=90/1024=45/512 - 1点が5回の場合:5C5(1/4)5(3/4)0=1×(1/1024)=1/1024 Xが奇数となる確率 = 405/1024+90/1024+1/1024=496/1024=31/64 Xが偶数となる確率 = 1−31/64=33/64