1から8までの番号札8枚から4枚を同時に引くとき、少なくとも1枚が偶数の番号である確率を求めよ。

確率論・統計学確率組み合わせ余事象
2025/7/6

1. 問題の内容

1から8までの番号札8枚から4枚を同時に引くとき、少なくとも1枚が偶数の番号である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、全ての引き方の総数を計算します。8枚の番号札から4枚を引く組み合わせなので、総数は 8C4_8C_4 となります。
次に、少なくとも1枚が偶数である確率を直接計算する代わりに、全て奇数の番号札を引く確率を計算し、それを1から引くという余事象の考え方を使います。
1から8までの番号札のうち、奇数は1, 3, 5, 7 の4枚です。したがって、4枚全て奇数である組み合わせは 4C4_4C_4 となります。
全ての引き方の総数は、
8C4=8!4!(84)!=8!4!4!=8×7×6×54×3×2×1=70_8C_4 = \frac{8!}{4!(8-4)!} = \frac{8!}{4!4!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 70
4枚全て奇数である組み合わせは、
4C4=4!4!(44)!=4!4!0!=1_4C_4 = \frac{4!}{4!(4-4)!} = \frac{4!}{4!0!} = 1
したがって、4枚全て奇数である確率は、
4C48C4=170\frac{_4C_4}{_8C_4} = \frac{1}{70}
少なくとも1枚が偶数である確率は、1から4枚全て奇数である確率を引いたものなので、
1170=69701 - \frac{1}{70} = \frac{69}{70}

3. 最終的な答え

6970\frac{69}{70}

「確率論・統計学」の関連問題

赤玉6個、白玉4個が入った袋から玉を1個取り出し、色を見てから元に戻すという試行を5回行う。5回目に3度目の赤玉が出る確率を求めよ。

確率二項分布確率計算
2025/7/13

赤玉4個と白玉6個が入った袋から、2個の玉を同時に取り出すとき、以下の確率を求めます。 (1) 2個とも赤玉が出る確率 (2) 2個とも白玉が出る確率

確率組み合わせ事象
2025/7/13

7人の水泳選手A, B, C, D, E, F, Gのコース順をくじ引きで決める時、以下の確率を求める。 (1) Aが1コースにくる確率 (2) AまたはBが1コースにくる確率 (3) Aが1コース、...

確率順列組み合わせ
2025/7/13

2つのサイコロを同時に投げるとき、次の確率を求めます。 (1) 目の和が8になる確率 (2) 目の和が10以上になる確率 (3) 目の差が4になる確率 (4) 目の積が奇数になる確率

確率サイコロ場合の数確率の計算
2025/7/13

1つのサイコロを投げたとき、以下の事象が起こる確率を求めます。 (1) 4以下の目が出る確率 (2) 3の倍数の目が出る確率 (3) 6の約数の目が出る確率

確率サイコロ事象確率計算
2025/7/13

1つのサイコロを3回投げ、出た目を順に $a, b, c$ とします。このとき、$a, b, c$ の最小値が3となる確率を求める問題です。

確率サイコロ最小値場合の数
2025/7/13

(1) 標準正規分布に従う確率変数 $Z$ について、$P(Z \le \alpha) = 0.901$, $P(|Z| \le \beta) = 0.950$, $P(Z \ge \gamma) =...

標準正規分布信頼区間統計的推測
2025/7/13

1から15までの数字が書かれた15枚のカードから同時に2枚引くとき、(1) 2枚のカードの数字の和が偶数になる確率と、(2) 2枚のカードの数字の積が偶数になる確率を求める問題です。

確率組み合わせ偶数奇数
2025/7/13

1から8の数字が書かれた8個の玉があります。その中から2個の玉を選び箱Aに入れ、次に残りの玉から2個を選び箱Bに入れ、最後に残りの玉から2個を選び箱Cに入れます。 (1) 箱Aに入れる玉の選び方は全部...

組み合わせ場合の数確率
2025/7/13

区別できない2個のサイコロを投げて、出た目の和が10以上になる場合の数を求める問題です。

確率サイコロ場合の数組み合わせ
2025/7/13