1から9までの数字が1つずつ書かれた9枚のカードから、3枚のカードを同時に引くとき、3枚のカードの数字がすべて偶数であるか、またはすべて奇数である確率を求める問題です。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/7/8

1. 問題の内容

1から9までの数字が1つずつ書かれた9枚のカードから、3枚のカードを同時に引くとき、3枚のカードの数字がすべて偶数であるか、またはすべて奇数である確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、カードの引き方の場合の総数を求めます。これは9枚のカードから3枚を選ぶ組み合わせなので、 9C3{}_9 C_3 で計算できます。
9C3=9!3!6!=9×8×73×2×1=3×4×7=84{}_9 C_3 = \frac{9!}{3!6!} = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = 3 \times 4 \times 7 = 84
次に、3枚のカードの数字がすべて偶数である確率を求めます。1から9までの数字の中で偶数は2, 4, 6, 8の4つです。この4枚のカードから3枚を選ぶ組み合わせは 4C3{}_4 C_3 です。
4C3=4!3!1!=4×3×23×2×1=4{}_4 C_3 = \frac{4!}{3!1!} = \frac{4 \times 3 \times 2}{3 \times 2 \times 1} = 4
次に、3枚のカードの数字がすべて奇数である確率を求めます。1から9までの数字の中で奇数は1, 3, 5, 7, 9の5つです。この5枚のカードから3枚を選ぶ組み合わせは 5C3{}_5 C_3 です。
5C3=5!3!2!=5×42×1=10{}_5 C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
求める確率は、3枚とも偶数である場合と3枚とも奇数である場合の数の和を、すべての引き方の場合の数で割ったものです。
P=4C3+5C39C3=4+1084=1484=16P = \frac{{}_4 C_3 + {}_5 C_3}{{}_9 C_3} = \frac{4 + 10}{84} = \frac{14}{84} = \frac{1}{6}

3. 最終的な答え

16\frac{1}{6}

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