斜面上に静止している物体に、張力$T$と重力$W$が作用している。斜面の傾斜角を$\theta$とする。 (1) 重力$W$を斜面に平行な方向$W_1$と斜面に垂直な方向$W_2$に分解し、それぞれの力の大きさを求める。 (2) $W_1$と張力$T$は釣り合っているとき、物体の重量が60 Nで、$\theta = \frac{\pi}{6}$ rad (30度) のとき、張力$T$の大きさを求める。

応用数学力学ベクトル三角関数力の釣り合い
2025/7/9

1. 問題の内容

斜面上に静止している物体に、張力TTと重力WWが作用している。斜面の傾斜角をθ\thetaとする。
(1) 重力WWを斜面に平行な方向W1W_1と斜面に垂直な方向W2W_2に分解し、それぞれの力の大きさを求める。
(2) W1W_1と張力TTは釣り合っているとき、物体の重量が60 Nで、θ=π6\theta = \frac{\pi}{6} rad (30度) のとき、張力TTの大きさを求める。

2. 解き方の手順

(1) 重力WWを斜面に平行な方向W1W_1と斜面に垂直な方向W2W_2に分解する。
W1=WsinθW_1 = W \sin\theta
W2=WcosθW_2 = W \cos\theta
問題文に与えられた値: W=60W=60 N, θ=π/6=30\theta=\pi/6 = 30^\circ
W1=60sin(30)=60×12=30W_1 = 60 \sin(30^\circ) = 60 \times \frac{1}{2} = 30 N
W2=60cos(30)=60×32=303W_2 = 60 \cos(30^\circ) = 60 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 30\sqrt{3} N
(2) W1W_1と張力TTが釣り合っている。よって、T=W1T = W_1
T=30T=30 N

3. 最終的な答え

(1) W1=30W_1 = 30 N, W2=303W_2 = 30\sqrt{3} N
(2) T=30T = 30 N

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