車1と車2が60°で交差する道路を走行している。車1の速度は $v_1 = 60$ km/hである。車1から見ると、車2は常に真横に見える。このとき、車2の速度 $v_2$ の大きさと、車1から見た車2の速度の大きさ $V$ を求めよ。

応用数学ベクトル相対速度三角関数物理
2025/7/9

1. 問題の内容

車1と車2が60°で交差する道路を走行している。車1の速度は v1=60v_1 = 60 km/hである。車1から見ると、車2は常に真横に見える。このとき、車2の速度 v2v_2 の大きさと、車1から見た車2の速度の大きさ VV を求めよ。

2. 解き方の手順

車1から見て車2が真横に見えるということは、車2の速度ベクトル v2v_2 から車1の速度ベクトル v1v_1 を引いた相対速度ベクトル v2v1v_2 - v_1v1v_1 の方向と直交することを意味する。
ベクトル図より、v1,v2,Vv_1, v_2, V は直角三角形を形成し、v2v_2 が斜辺になる。
よって、
sin60=v1v2\sin 60^\circ = \frac{v_1}{v_2}
が成り立つ。
v2v_2 について解くと、
v2=v1sin60=603/2=1203=403v_2 = \frac{v_1}{\sin 60^\circ} = \frac{60}{\sqrt{3}/2} = \frac{120}{\sqrt{3}} = 40\sqrt{3}
31.7\sqrt{3} \approx 1.7 なので、
v240×1.7=68v_2 \approx 40 \times 1.7 = 68 km/h
また、車1から見た車2の速度の大きさ VV は、直角三角形のもう一つの辺なので、
V=v1tan60=v13=603V = v_1 \tan 60^\circ=v_1\sqrt{3}=60\sqrt{3}
V60×1.7=102V \approx 60 \times 1.7 = 102 km/h
あるいは
V=v22v12=(403)2602=48003600=1200=2034=2023=403=603V = \sqrt{v_2^2 - v_1^2} = \sqrt{(40\sqrt{3})^2 - 60^2} = \sqrt{4800 - 3600} = \sqrt{1200} = 20\sqrt{3 \cdot 4} = 20 \cdot 2\sqrt{3} = 40\sqrt{3}=60\sqrt{3}
より求める。

3. 最終的な答え

v268v_2 \approx 68 km/h
V102V \approx 102 km/h

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