関数 $y = x^2(x-a)$ の増減を、$a > 0$, $a = 0$, $a < 0$ のそれぞれの場合について調べ、極大値があれば極大値を求める問題です。
2025/7/9
1. 問題の内容
関数 の増減を、, , のそれぞれの場合について調べ、極大値があれば極大値を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、 を展開し、 で微分して導関数 を求めます。
を とおいて、極値を与える の値を求めます。
次に、それぞれの の範囲において増減表を作成し、極大値を求めます。
(1) の場合
となるのは
より、
増減表は以下のようになります。
| x | ... | 0 | ... | 2a/3 | ... |
|---|---|---|---|---|---|
| y' | + | 0 | - | 0 | + |
| y | ↑ | 0 | ↓ | -4a^3/27 | ↑ |
したがって、 で極大値 をとります。
(2) の場合
となるのは
で , で なので、極値は存在しません。
したがって、極大値はありません。
(3) の場合
となるのは
より、
増減表は以下のようになります。
| x | ... | 2a/3 | ... | 0 | ... |
|---|---|---|---|---|---|
| y' | + | 0 | - | 0 | + |
| y | ↑ | -4a^3/27 | ↓ | 0 | ↑ |
したがって、 で極大値 をとります。
3. 最終的な答え
(1) のとき、極大値 ()。
(2) のとき、極大値なし。
(3) のとき、極大値 ()。