質量1000kgの自動車が、半径100mの円周上を速さ36km/hで等速円運動をしている。 (1) 自動車の角速度と加速度の大きさをそれぞれ求めよ。 (2) 自動車を円運動させている向心力の大きさを求めよ。また、この自動車の速さだけが72km/hに変わるとき、向心力の大きさはいくらになるか。
2025/7/9
1. 問題の内容
質量1000kgの自動車が、半径100mの円周上を速さ36km/hで等速円運動をしている。
(1) 自動車の角速度と加速度の大きさをそれぞれ求めよ。
(2) 自動車を円運動させている向心力の大きさを求めよ。また、この自動車の速さだけが72km/hに変わるとき、向心力の大きさはいくらになるか。
2. 解き方の手順
(1) 角速度と加速度の大きさの計算
まず、速度を単位変換します。36km/hをm/sに変換します。
角速度 は、速度 と半径 を用いて、 で求められます。
等速円運動なので、角速度は一定です。
加速度(向心加速度)の大きさ は、 または で求められます。
(2) 向心力の大きさの計算
向心力 は、質量 と加速度 を用いて、 で求められます。
次に、速度が72km/hに変わったときの向心力を計算します。
まず、速度を単位変換します。72km/hをm/sに変換します。
加速度 は、 で求められます。
向心力 は、 で求められます。
3. 最終的な答え
(1) 角速度: 0.1 rad/s, 加速度の大きさ: 1 m/s^2
(2) 速度36km/hの時の向心力: 1000 N, 速度72km/hの時の向心力: 4000 N