プロ野球のA, B両チームの年間の対戦成績がAの18勝7敗であったとき、両チームの力に差があるといえるかを、両チームの力に差がないときAが勝つ確率が0.5であるとして、有意水準5%で検定する問題です。
2025/7/9
1. 問題の内容
プロ野球のA, B両チームの年間の対戦成績がAの18勝7敗であったとき、両チームの力に差があるといえるかを、両チームの力に差がないときAが勝つ確率が0.5であるとして、有意水準5%で検定する問題です。
2. 解き方の手順
(1) 帰無仮説と対立仮説を設定します。
* 帰無仮説: A, B両チームの力に差がない (Aが勝つ確率は0.5)
* 対立仮説: A, B両チームの力に差がある (Aが勝つ確率は0.5ではない)
(2) 統計量を計算します。
* 試行回数:
* Aが勝つ確率の帰無仮説:
* Aが実際に勝った回数:
* Aが勝つ確率の標本比率:
* 標準偏差:
* 検定統計量:
(3) 有意水準と比較します。
* 有意水準: (両側検定)
* 棄却域: または
* 正規分布表から、
* したがって、棄却域は または
(4) 結論
* 計算した検定統計量 は棄却域に含まれる ()。
* したがって、帰無仮説は棄却され、対立仮説を採択します。
3. 最終的な答え
A, B両チームの力に差があるといえる。