1から20までの数字が書かれた20枚のカードから、元に戻さずに1枚ずつ2回引くとき、2枚目が5の倍数である確率を求めます。

確率論・統計学確率確率計算事象場合の数約分
2025/7/9

1. 問題の内容

1から20までの数字が書かれた20枚のカードから、元に戻さずに1枚ずつ2回引くとき、2枚目が5の倍数である確率を求めます。

2. 解き方の手順

2枚目が5の倍数となる確率を求めるには、すべての取り出し方における、2枚目が5の倍数となる場合の数を計算する必要があります。
5の倍数は、5, 10, 15, 20の4つです。
全事象の場合の数:
1枚目のカードの選び方は20通り、2枚目のカードの選び方は19通りなので、全事象は 20×19=38020 \times 19 = 380 通りです。
事象A:2枚目が5の倍数となる場合を考えます。
(i) 1枚目が5の倍数でないとき:
1枚目は5の倍数でない数(16通り)から選びます。2枚目は5の倍数(4通り)から選びます。この場合の数は 16×4=6416 \times 4 = 64 通りです。
(ii) 1枚目が5の倍数のとき:
1枚目は5の倍数(4通り)から選びます。2枚目は残りの5の倍数(3通り)から選びます。この場合の数は 4×3=124 \times 3 = 12 通りです。
したがって、2枚目が5の倍数となる場合の数は 64+12=7664 + 12 = 76 通りです。
確率は 76380\frac{76}{380} です。これを約分します。
76380=38×238×10=210=15\frac{76}{380} = \frac{38 \times 2}{38 \times 10} = \frac{2}{10} = \frac{1}{5}

3. 最終的な答え

ア = 1
イ = 5

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