7枚のカード(1から7の番号付き)から1枚を引き、番号を確認後、カードを元に戻す、という試行を2回行う。1回目に引いたカードの番号を$X$、2回目に引いたカードの番号を$Y$とする。 (1) $X+Y$が偶数になる確率、および$XY$が奇数になる確率を求める。 (2) $XY$が4の倍数になる確率を求める。 (3) $X+Y$が偶数であるとき、$XY$が4の倍数になる条件付き確率を求める。
2025/7/12
1. 問題の内容
7枚のカード(1から7の番号付き)から1枚を引き、番号を確認後、カードを元に戻す、という試行を2回行う。1回目に引いたカードの番号を、2回目に引いたカードの番号をとする。
(1) が偶数になる確率、およびが奇数になる確率を求める。
(2) が4の倍数になる確率を求める。
(3) が偶数であるとき、が4の倍数になる条件付き確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) が偶数になるのは、とがともに偶数、またはとがともに奇数の場合である。
とがともに偶数である確率は、
とがともに奇数である確率は、
したがって、が偶数である確率は、
が奇数になるのは、とがともに奇数の場合である。これは上記の計算で求めているので、
(2) が4の倍数になるのは、
(i) またはのどちらかが4の倍数である場合。の場合、Yは任意なので確率は。の場合も同様に確率は。両方4の時は重複するので、を引く。
(ii) とがともに偶数の場合で、少なくとも一方が4の倍数である場合。またはの場合。
(iii) とがともに偶数で、片方が2、もう片方が6の場合。
別の考え方:
が4の倍数にならないのは、
(i) とがともに奇数の場合:
(ii) との一方が奇数で、もう一方が2または6の場合:奇数がの場合、。奇数がの場合も同様に。合計で
したがって、が4の倍数でない確率は、
よって、が4の倍数である確率は、
(3) が偶数であるという条件の下で、が4の倍数である確率を求める。
が偶数である確率は(1)で求めたように。
が偶数で、が4の倍数となる場合を考える。
が偶数になるのは、がともに偶数、またはがともに奇数の場合。
がともに奇数の場合、は奇数なので4の倍数にはならない。
がともに偶数の場合、が4の倍数になるのは、またはが4の倍数(4のみ)であるか、またはがともに2または6の場合。
(i)片方が4の時、もう片方は2か6。2通りの場合があるので、
(ii)両方とも2か6の時、
X,Y = 2,6または6,2の時。 2/7 * 1/7 = 2/49になる確率。これの順列なので2/49 *2!
つまり
3. 最終的な答え
(1) ,
(2)
(3)