まず、制約条件を数式で表す。原材料費の総額が50であることから、以下の式が成り立つ。
2x+3y=50 次に、ラグランジュ関数 L を定義する。これは、最大化したい関数(生産量 q)から、制約条件にラグランジュ乗数 λ を掛けたものを引いたものである。 L(x,y,λ)=xayb−λ(2x+3y−50) L を x, y, λ でそれぞれ偏微分し、偏微分係数を0とする連立方程式を解く。 ∂x∂L=axa−1yb−2λ=0 ∂y∂L=bxayb−1−3λ=0 ∂λ∂L=−(2x+3y−50)=0 これらの連立方程式を解くことで、x, y, λ の値を求めることができる。
まず最初の2つの式からλを消去する。
λ=2axa−1yb λ=3bxayb−1 上記2式は等しいので、
2axa−1yb=3bxayb−1 2axy=3b y=3a2bx これを制約条件式 2x+3y=50 に代入すると 2x+3(3a2bx)=50 2x+a2bx=50 2x(1+ab)=50 x(1+ab)=25 x=1+ab25 x=a+b25a 次に y を求める。
y=3a2bx=3a2ba+b25a=3(a+b)50b したがって、生産量 q を最大化するXとYの投入量 x と y はそれぞれ x=a+b25a, y=3(a+b)50b