問題4:粗い水平面上に重さ8.0Nの物体がある。物体と面との間の静止摩擦係数が0.60のとき、水平方向に加える力を何Nよりも大きくすると、物体は動き出すか。 問題5:質量5.0kgの物体が粗い水平面上を運動している。物体と面との間の動摩擦係数が0.40のとき、物体が受けている動摩擦力の大きさを求めよ。

応用数学力学摩擦力物理
2025/7/13

1. 問題の内容

問題4:粗い水平面上に重さ8.0Nの物体がある。物体と面との間の静止摩擦係数が0.60のとき、水平方向に加える力を何Nよりも大きくすると、物体は動き出すか。
問題5:質量5.0kgの物体が粗い水平面上を運動している。物体と面との間の動摩擦係数が0.40のとき、物体が受けている動摩擦力の大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

問題4:
物体が動き出すためには、加える力が最大静止摩擦力を超える必要があります。
最大静止摩擦力 FmaxF_{max} は、垂直抗力 NN と静止摩擦係数 μsμ_s の積で表されます。
Fmax=μsNF_{max} = μ_s N
この問題では、垂直抗力は物体の重さに等しいので、N=8.0 NN = 8.0 \text{ N} です。
したがって、Fmax=0.60×8.0=4.8 NF_{max} = 0.60 \times 8.0 = 4.8 \text{ N} となります。
よって、加える力が4.8 Nよりも大きくなると物体は動き出します。
問題5:
動摩擦力 FkF_k は、垂直抗力 NN と動摩擦係数 μkμ_k の積で表されます。
Fk=μkNF_k = μ_k N
この問題では、物体の質量が5.0kgなので、重力は W=mg=5.0×9.8=49 NW = mg = 5.0 \times 9.8 = 49 \text{ N} です。
水平面上にあるので、垂直抗力は重力に等しく、N=49 NN = 49 \text{ N} です。
したがって、Fk=0.40×49=19.6 NF_k = 0.40 \times 49 = 19.6 \text{ N} となります。

3. 最終的な答え

問題4:4.8 N
問題5:19.6 N

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