自然数 $k$ に対して、数列 $a_k$ が以下のように定義されている。 $a_k = \lim_{n \to \infty} |\sin(\frac{(k^2+1)\pi}{4})|^n$ また、自然数 $m$ に対して、$b_m = \sum_{k=1}^m a_k$ とする。 (1) $a_1$ と $a_2$ を求めよ。 (2) $a_k = 0$ となる $k$ と $a_k = 1$ となる $k$ をそれぞれ求めよ。 (3) $\lim_{m \to \infty} \frac{b_{2m+1}}{m}$ を求めよ。
2025/7/14
1. 問題の内容
自然数 に対して、数列 が以下のように定義されている。
また、自然数 に対して、 とする。
(1) と を求めよ。
(2) となる と となる をそれぞれ求めよ。
(3) を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) と を求める。
まず、 を計算する。
次に、 を計算する。
ここで、 であるから、
(2) となる と となる を求める。
である。
となるのは、 のときである。つまり、 ( は整数)となる必要がある。
より 。.
これは が奇数の時に成り立つ。
となるのは、 のときである。つまり、 ( は整数)となる必要がある。
より 。
しかし、任意の整数の二乗は のいずれかであるため、そのような は存在しない。
となるのは、 で、 のときである。つまり、 が偶数の時に となる。
例えば、k=2のとき、.
が偶数の時、.
(3) を求める。
であり、 (が奇数)、 (が偶数) である。
したがって、
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) となる は偶数。 となる は奇数。
(3)