ある県の高校生男子の身長が、平均168cm、標準偏差7cmの正規分布に従うとき、身長が175cm以上の生徒は全体の約何%であるかを求める問題です。正規分布表を用いて小数第2位を四捨五入し、小数第1位まで求めます。

確率論・統計学正規分布統計標準偏差確率
2025/7/14

1. 問題の内容

ある県の高校生男子の身長が、平均168cm、標準偏差7cmの正規分布に従うとき、身長が175cm以上の生徒は全体の約何%であるかを求める問題です。正規分布表を用いて小数第2位を四捨五入し、小数第1位まで求めます。

2. 解き方の手順

まず、身長175cmを標準化します。標準化された変数を uu とすると、
u=xμσ u = \frac{x - \mu}{\sigma}
ここで、x=175x = 175, μ=168\mu = 168, σ=7\sigma = 7 なので、
u=1751687=77=1.0 u = \frac{175 - 168}{7} = \frac{7}{7} = 1.0
正規分布表の値は、平均値から uu までの確率を表します。したがって、身長が175cm以上の生徒の割合を求めるには、0.5から正規分布表の u=1.00u=1.00 の時の値を引く必要があります。しかし、与えられた表には u=1.0u=1.0 の値が含まれていないため、表の上限にある u=0.9u=0.9 の値を使うことは適切ではありません。
問題文をよく読むと、正規分布表が与えられていますが、 u=1.0u=1.0 に対応する値は与えられていません。一般的に u=1.0u=1.0 のとき、正規分布表の値は約0.3413です。この値を使うと、身長が175cm以上の生徒の割合は、0.50.3413=0.15870.5 - 0.3413 = 0.1587 となります。
したがって、全体の約 0.1587×100=15.87%0.1587 \times 100 = 15.87\% です。小数第2位を四捨五入すると、15.9%となります。

3. 最終的な答え

15.9%

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