1枚の硬貨を400回投げるとき、表が出る回数が190回以上212回以下である確率を、与えられた正規分布表を用いて求める問題です。

確率論・統計学確率正規分布期待値標準偏差確率変数
2025/7/14

1. 問題の内容

1枚の硬貨を400回投げるとき、表が出る回数が190回以上212回以下である確率を、与えられた正規分布表を用いて求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、表が出る回数の期待値 mm と標準偏差 σ\sigma を計算します。
硬貨を1回投げたときに表が出る確率は p=0.5p = 0.5 です。
400回投げたとき、表が出る回数の期待値は m=400×0.5=200m = 400 \times 0.5 = 200 です。
標準偏差は σ=400×0.5×(10.5)=100=10\sigma = \sqrt{400 \times 0.5 \times (1 - 0.5)} = \sqrt{100} = 10 です。
次に、表が出る回数が190回以上212回以下である確率を標準化します。
Z1=19020010=1.0Z_1 = \frac{190 - 200}{10} = -1.0
Z2=21220010=1.2Z_2 = \frac{212 - 200}{10} = 1.2
ここで、正規分布表を用いて、ϕ(Z)\phi(Z)00からZZまでの標準正規分布の累積確率を表すと仮定します。正規分布表から、Z=1.0Z = 1.0 のとき ϕ(1.0)=0.3413\phi(1.0) = 0.3413Z=1.2Z=1.2 のとき ϕ(1.2)=0.3849\phi(1.2) = 0.3849 となります。
求める確率は P(190X212)=P(1.0Z1.2)=ϕ(1.0)+ϕ(1.2)P(190 \le X \le 212) = P(-1.0 \le Z \le 1.2) = \phi(1.0) + \phi(1.2) で計算できます。
P(190X212)=0.3413+0.3849=0.7262P(190 \le X \le 212) = 0.3413 + 0.3849 = 0.7262

3. 最終的な答え

0. 7262

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