1つのサイコロを5回投げるとき、以下の確率を求めます。 (1) 1,2,3,5回目に素数の目が出て、4回目に素数でない目が出る確率。 (2) ちょうど4回素数の目が出る確率。 (3) 4回以上素数の目が出る確率。

確率論・統計学確率サイコロ二項分布確率計算
2025/7/14

1. 問題の内容

1つのサイコロを5回投げるとき、以下の確率を求めます。
(1) 1,2,3,5回目に素数の目が出て、4回目に素数でない目が出る確率。
(2) ちょうど4回素数の目が出る確率。
(3) 4回以上素数の目が出る確率。

2. 解き方の手順

(1) 素数の目が出る確率は、サイコロの目が1,2,3,4,5,6のうち、素数は2,3,5なので、36=12\frac{3}{6} = \frac{1}{2}です。
素数でない目が出る確率は、112=121 - \frac{1}{2} = \frac{1}{2}です。
1,2,3,5回目に素数が出て、4回目に素数でない目が出る確率は、
12×12×12×12×12=(12)5=132\frac{1}{2} \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} \times \frac{1}{2} = (\frac{1}{2})^5 = \frac{1}{32}
(2) 5回のうちちょうど4回素数の目が出る確率は、二項分布に従います。
5回中4回素数が出る組み合わせは 5C4=5!4!1!=5_5C_4 = \frac{5!}{4!1!} = 5通りです。
したがって、確率は
5C4×(12)4×(12)1=5×(116)×(12)=532_5C_4 \times (\frac{1}{2})^4 \times (\frac{1}{2})^1 = 5 \times (\frac{1}{16}) \times (\frac{1}{2}) = \frac{5}{32}
(3) 4回以上素数の目が出る確率は、4回素数の目が出る確率と5回素数の目が出る確率を足し合わせたものです。
4回素数の目が出る確率は(2)より532\frac{5}{32}です。
5回全て素数の目が出る確率は、(12)5=132(\frac{1}{2})^5 = \frac{1}{32}です。
したがって、求める確率は532+132=632=316\frac{5}{32} + \frac{1}{32} = \frac{6}{32} = \frac{3}{16}

3. 最終的な答え

(1) 132\frac{1}{32}
(2) 532\frac{5}{32}
(3) 316\frac{3}{16}

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