制約条件 $g(x,y) = 5x + 9y - 240 = 0$ のもとで、関数 $f(x,y) = 5\ln(x) + 3\ln(y)$ の極値を求める問題です。ラグランジュ関数 $L(x,y,\lambda) = f(x,y) - \lambda g(x,y)$ を定義し、$L_x = L_y = L_\lambda = 0$ の解 $(x,y,\lambda)$ を $(\alpha_1, \beta_1, \gamma_1)$ と $(\alpha_2, \beta_2, \gamma_2)$ とします。 $\alpha_1 = 30$, $\beta_1 = 10$, $\gamma_1 = 1/30$ が与えられています。 $\alpha_2$, $\beta_2$, $\gamma_2$ の値を求め、さらに $(\alpha_1, \beta_1, \gamma_1)$ と $(\alpha_2, \beta_2, \gamma_2)$ における縁付ヘッセ行列式 $B$ の値を計算し、それぞれの点で極大または極小となるかを判定します。
2025/7/15
1. 問題の内容
制約条件 のもとで、関数 の極値を求める問題です。ラグランジュ関数 を定義し、 の解 を と とします。
, , が与えられています。
, , の値を求め、さらに と における縁付ヘッセ行列式 の値を計算し、それぞれの点で極大または極小となるかを判定します。
2. 解き方の手順
まず、 を計算します。
次に、, , を計算します。
, , を解きます。
より
より
より
と を代入して
したがって、、
これは に対応します。
もう一つの解が存在しないため、, , には値は存在しません。
したがって、, , となります。
次に、縁付ヘッセ行列式 を計算します。
のとき
。これは極大点に対応します。
の場合、解が存在しないので、該当なしとなります。 となります。