三角形ABCがあり、頂点A, B, Cの位置ベクトルがそれぞれ$\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}$で与えられています。 辺ABを3:1に内分する点をD、辺BCの中点をE、辺CAを2:1に内分する点をFとします。 以下のベクトルを$\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}$を用いて表しなさい。 (1) $\overrightarrow{AC}$ (2) $\overrightarrow{BE}$ (3) $\overrightarrow{CD}$ (4) $\overrightarrow{DF}$

幾何学ベクトル位置ベクトル内分点ベクトルの計算
2025/7/15
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

三角形ABCがあり、頂点A, B, Cの位置ベクトルがそれぞれa,b,c\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}で与えられています。
辺ABを3:1に内分する点をD、辺BCの中点をE、辺CAを2:1に内分する点をFとします。
以下のベクトルをa,b,c\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}を用いて表しなさい。
(1) AC\overrightarrow{AC}
(2) BE\overrightarrow{BE}
(3) CD\overrightarrow{CD}
(4) DF\overrightarrow{DF}

2. 解き方の手順

まず、点D, E, Fの位置ベクトルを求めます。
* 点D: d=1a+3b3+1=a+3b4\vec{d} = \frac{1\cdot \vec{a} + 3 \cdot \vec{b}}{3+1} = \frac{\vec{a} + 3\vec{b}}{4}
* 点E: e=b+c2\vec{e} = \frac{\vec{b} + \vec{c}}{2}
* 点F: f=1c+2a2+1=2a+c3\vec{f} = \frac{1\cdot \vec{c} + 2\cdot \vec{a}}{2+1} = \frac{2\vec{a} + \vec{c}}{3}
次に、各ベクトルを計算します。
(1) AC=ca\overrightarrow{AC} = \vec{c} - \vec{a}
(2) BE=eb=b+c2b=cb2\overrightarrow{BE} = \vec{e} - \vec{b} = \frac{\vec{b} + \vec{c}}{2} - \vec{b} = \frac{\vec{c} - \vec{b}}{2}
(3) CD=dc=a+3b4c=a+3b4c4\overrightarrow{CD} = \vec{d} - \vec{c} = \frac{\vec{a} + 3\vec{b}}{4} - \vec{c} = \frac{\vec{a} + 3\vec{b} - 4\vec{c}}{4}
(4) DF=fd=2a+c3a+3b4=4(2a+c)3(a+3b)12=8a+4c3a9b12=5a9b+4c12\overrightarrow{DF} = \vec{f} - \vec{d} = \frac{2\vec{a} + \vec{c}}{3} - \frac{\vec{a} + 3\vec{b}}{4} = \frac{4(2\vec{a} + \vec{c}) - 3(\vec{a} + 3\vec{b})}{12} = \frac{8\vec{a} + 4\vec{c} - 3\vec{a} - 9\vec{b}}{12} = \frac{5\vec{a} - 9\vec{b} + 4\vec{c}}{12}

3. 最終的な答え

(1) AC=ca\overrightarrow{AC} = \vec{c} - \vec{a}
(2) BE=cb2\overrightarrow{BE} = \frac{\vec{c} - \vec{b}}{2}
(3) CD=a+3b4c4\overrightarrow{CD} = \frac{\vec{a} + 3\vec{b} - 4\vec{c}}{4}
(4) DF=5a9b+4c12\overrightarrow{DF} = \frac{5\vec{a} - 9\vec{b} + 4\vec{c}}{12}

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