2次方程式 $x^2 + 2mx + 3m - 1 = 0$ の1つの解が他の解の2倍であるとき、整数 $m$ の値を求めます。

代数学二次方程式解と係数の関係整数解
2025/7/15

1. 問題の内容

2次方程式 x2+2mx+3m1=0x^2 + 2mx + 3m - 1 = 0 の1つの解が他の解の2倍であるとき、整数 mm の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、2次方程式の2つの解を α\alpha2α2\alpha と置きます。
解と係数の関係より、
2つの解の和は 2m -2m
2つの解の積は 3m1 3m - 1 であることがわかります。
したがって、
α+2α=2m\alpha + 2\alpha = -2m
α2α=3m1\alpha \cdot 2\alpha = 3m - 1
これらの式を整理すると、
3α=2m3\alpha = -2m ... (1)
2α2=3m12\alpha^2 = 3m - 1 ... (2)
(1)式より、
α=23m\alpha = -\frac{2}{3}m ... (3)
(3)式を(2)式に代入すると、
2(23m)2=3m12\left(-\frac{2}{3}m\right)^2 = 3m - 1
2(49m2)=3m12\left(\frac{4}{9}m^2\right) = 3m - 1
89m2=3m1\frac{8}{9}m^2 = 3m - 1
8m2=27m98m^2 = 27m - 9
8m227m+9=08m^2 - 27m + 9 = 0
この2次方程式を解くと、
(8m3)(m3)=0(8m - 3)(m - 3) = 0
よって、
m=38,3m = \frac{3}{8}, 3
問題文より、mm は整数であるため、m=3m = 3 となります。

3. 最終的な答え

m=3m = 3

「代数学」の関連問題

与えられた二次関数 $y = 3x^2 + 6x - 2$ を平方完成し、頂点の座標を求める問題です。

二次関数平方完成頂点関数のグラフ
2025/7/17

次の連立1次方程式を逆行列を用いて解く。 (1) $ \begin{cases} x - 2y = -1 \\ x + y - z = 2 \\ -5x + 5y + 2z = 0 \end{case...

線形代数連立方程式逆行列行列式
2025/7/17

直線 $y = -2x$ と平行な直線を、次の3つの選択肢の中から選ぶ問題です。 (1) $y = 2x - 3$ (2) $y = -2x + 4$ (3) $2x + y + 5 = 0$

一次関数直線傾き平行
2025/7/17

与えられた点と傾きを持つ直線の方程式を求める問題です。具体的には、以下の2つの問題を解きます。 (1) 点 (2, 4) を通り、傾きが 3 の直線 (2) 点 (-3, 1) を通り、傾きが -2 ...

直線の方程式傾き一次関数
2025/7/17

与えられた分数の分母 $\sqrt{3}+\sqrt{2}+1$ を有理化せよ。与えられた分数は $\frac{\sqrt{2}}{\sqrt{3}+\sqrt{2}+1}$ である。

有理化分数平方根
2025/7/17

与えられた連立1次方程式について、以下の2つの問いに答えます。 (1) 係数行列および拡大係数行列の階数を求めます。 (2) 連立方程式の解を求めます。 与えられた連立1次方程式は次の通りです。 $\...

線形代数連立一次方程式行列階数
2025/7/17

与えられた連立一次方程式について、以下の2つの問題を解きます。 (1) 係数行列と拡大係数行列の階数を求めます。 (2) 連立一次方程式の解を求めます。 与えられた連立一次方程式は以下の通りです。 $...

線形代数連立一次方程式行列階数行基本変形
2025/7/17

(1) $\sqrt{\frac{180}{n}}$ が整数となるような2桁の自然数 $n$ の値をすべて求めよ。 (2) 連続する6個の偶数の積 $k = 2 \times 4 \times \cd...

平方根整数の性質素因数分解2次方程式
2025/7/17

与えられた2次方程式 $x^2 + 6x + 5 = 0$ を解き、その解を求める問題です。

二次方程式因数分解解の公式
2025/7/17

一次方程式 $3x + 1 = 0$ を解き、$x$ の値を求めます。答えが分数になる場合は、小数で答える必要があります。

一次方程式方程式解法
2025/7/17