赤玉2個、白玉3個、青玉5個が入った袋から、3個の玉を同時に取り出すとき、3個とも同じ色である確率を求めます。

確率論・統計学確率組み合わせ場合の数
2025/7/15

1. 問題の内容

赤玉2個、白玉3個、青玉5個が入った袋から、3個の玉を同時に取り出すとき、3個とも同じ色である確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、袋に入っている玉の総数を計算します。
2+3+5=102 + 3 + 5 = 10
したがって、玉の総数は10個です。
次に、3個の玉を同時に取り出す場合の総数を計算します。これは10個から3個を選ぶ組み合わせなので、
10C3=10!3!(103)!=10!3!7!=10×9×83×2×1=10×3×4=120_{10}C_3 = \frac{10!}{3!(10-3)!} = \frac{10!}{3!7!} = \frac{10 \times 9 \times 8}{3 \times 2 \times 1} = 10 \times 3 \times 4 = 120
したがって、3個の玉の取り出し方は120通りあります。
次に、3個とも同じ色である場合の数を計算します。
- 3個とも赤玉の場合:赤玉は2個しかないので、3個とも赤玉になることはありません。したがって、この場合は0通りです。
- 3個とも白玉の場合:白玉は3個あるので、3個とも白玉になる場合の数は、
3C3=3!3!0!=1_{3}C_3 = \frac{3!}{3!0!} = 1
- 3個とも青玉の場合:青玉は5個あるので、3個とも青玉になる場合の数は、
5C3=5!3!(53)!=5!3!2!=5×42×1=10_{5}C_3 = \frac{5!}{3!(5-3)!} = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
したがって、3個とも同じ色である場合の数は、0+1+10=110 + 1 + 10 = 11通りです。
最後に、確率を計算します。
P(3個とも同じ色)=3個とも同じ色である場合の数3個の玉の取り出し方の総数=11120P(\text{3個とも同じ色}) = \frac{\text{3個とも同じ色である場合の数}}{\text{3個の玉の取り出し方の総数}} = \frac{11}{120}

3. 最終的な答え

11120\frac{11}{120}

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