連続した正弦波がx軸の正の向きに進んでいる。実線は時刻 $t=0$ [s]における波の様子であり、0.5秒後には点線の状態になっている。この波について、以下の問いに答える。 (1) 振幅、波長、速さ、周期、振動数を求める。 (2) 時刻 $t=3.0$ [s]での波形を$y$-$x$図中に記入する。 (3) 原点($x=0$)での媒質の振動の様子を$y$-$t$図に表す。 (4) この正弦波を表す式を記述する。
2025/7/16
1. 問題の内容
連続した正弦波がx軸の正の向きに進んでいる。実線は時刻 [s]における波の様子であり、0.5秒後には点線の状態になっている。この波について、以下の問いに答える。
(1) 振幅、波長、速さ、周期、振動数を求める。
(2) 時刻 [s]での波形を-図中に記入する。
(3) 原点()での媒質の振動の様子を-図に表す。
(4) この正弦波を表す式を記述する。
2. 解き方の手順
(1)
* **振幅:** 図から、振幅は [m]である。
* **波長:** 図から、波長は [m]である。
* **周期:** 実線から点線に0.5秒で移り、これは波の半周期に相当する。したがって、周期は [s]である。
* **振動数:** 振動数は周期の逆数なので、 [Hz]である。
* **速さ:** 波の速さは [m/s]である。
(2)
[s]後の波形は、 [s]の波形から3周期分進んだ波形になる。したがって、 [s]と同じ波形になる。-図に実線と同じ波形を書き込む。
(3)
における媒質の振動は、 [s]でから始まり、最初は負の方向に動く。周期は1 [s]なので、-グラフは原点を通り、最初は負の勾配を持つ正弦波になる。振幅は0.3 [m]である。グラフ用紙に注意深くプロットする。
(4)
正弦波の式は一般にと表される。ここで、は振幅、は波数、は角振動数、は初期位相である。
* [m]
* [rad/m]
* [rad/s]
のとき、でであり、波が正の方向に進んでいるので、となる必要がある。
, のとき、なので、。つまり、またはである。
のとき、。
のとき、。
したがって、である。
よって、
3. 最終的な答え
(1)
振幅: 0.3 [m]
波長: 4 [m]
速さ: 4 [m/s]
周期: 1 [s]
振動数: 1 [Hz]
(2)
-図に実線と同じ波形を書き込む(解答省略)
(3)
-図に原点を通り、最初は負の勾配を持つ振幅0.3 [m]、周期1 [s]の正弦波を書き込む(解答省略)
(4)