質量 $m$ の月が、質量 $M$ の地球の周りを半径 $r$ で円運動している。万有引力定数を $G$ とする。以下の問いに答える。 (1) 地球と月の間に働く万有引力の大きさを求めよ。 (2) 月の速さを $v$ として、円運動の運動方程式を書け。 (3) 月の速さ $v$ を求めよ。 (4) 月の周期 $T$ を求めよ。 (5) 地球と月の間に働く万有引力が消滅した場合、月の運動はどうなるか、選択肢の中から選べ。
2025/7/16
1. 問題の内容
質量 の月が、質量 の地球の周りを半径 で円運動している。万有引力定数を とする。以下の問いに答える。
(1) 地球と月の間に働く万有引力の大きさを求めよ。
(2) 月の速さを として、円運動の運動方程式を書け。
(3) 月の速さ を求めよ。
(4) 月の周期 を求めよ。
(5) 地球と月の間に働く万有引力が消滅した場合、月の運動はどうなるか、選択肢の中から選べ。
2. 解き方の手順
(1) 万有引力の法則より、地球と月の間に働く万有引力 は、
となる。
(2) 月の運動方程式は、万有引力が向心力となることから、
となる。
(3) (2)の運動方程式から を求める。
(4) 周期 は、月の速さ で円周 を回ることから、
に(3)の結果を代入すると、
(5) 万有引力が消滅した場合、月は慣性によって運動を続ける。円運動をしていた月は、その瞬間の速度ベクトル方向に等速直線運動をする。これは軌道の接線方向に離れる向きに飛んでいくことを意味する。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
(5) 4