(1) 与えられた微分方程式の両辺をラプラス変換します。
L[y′′−y′−6y]=L[δ(t)] ラプラス変換の線形性より、
L[y′′]−L[y′]−6L[y]=L[δ(t)] ここで、Y(s)=L[y(t)] とおくと、 L[y′]=sY(s)−y(0) L[y′′]=s2Y(s)−sy(0)−y′(0) 初期条件 y(0)=1、y′(0)=2 を代入すると、 L[y′]=sY(s)−1 L[y′′]=s2Y(s)−s−2 したがって、ラプラス変換後の式は次のようになります。
(s2Y(s)−s−2)−(sY(s)−1)−6Y(s)=1 (2) Y(s) について解きます。 s2Y(s)−s−2−sY(s)+1−6Y(s)=1 (s2−s−6)Y(s)=s+2 Y(s)=s2−s−6s+2 (3) 右辺を部分分数分解します。
s2−s−6=(s−3)(s+2) であるから、 (s−3)(s+2)s+2=s−31 したがって、
Y(s)=s−31 (4) 逆ラプラス変換を行います。
y(t)=L−1[Y(s)]=L−1[s−31] L−1[s−a1]=eat より、 y(t)=e3t