放物線 $y = ax^2 + bx + 1$ を、$x$軸方向に3、$y$軸方向に$p$だけ平行移動し、さらに直線 $x=1$ に関して対称移動したところ、放物線 $y = 2x^2 - 4$ と一致した。このとき、定数 $a, b, p$ の値を求める。

代数学放物線平行移動対称移動二次関数方程式
2025/7/17

1. 問題の内容

放物線 y=ax2+bx+1y = ax^2 + bx + 1 を、xx軸方向に3、yy軸方向にppだけ平行移動し、さらに直線 x=1x=1 に関して対称移動したところ、放物線 y=2x24y = 2x^2 - 4 と一致した。このとき、定数 a,b,pa, b, p の値を求める。

2. 解き方の手順

まず、y=ax2+bx+1y = ax^2 + bx + 1 を、xx軸方向に3、yy軸方向にppだけ平行移動した放物線の方程式を求める。
xx軸方向に3の平行移動は、xxx3x-3 に置き換える。
yy軸方向にppの平行移動は、yyypy-p に置き換える。
したがって、平行移動後の放物線の方程式は、
yp=a(x3)2+b(x3)+1y - p = a(x - 3)^2 + b(x - 3) + 1
y=a(x3)2+b(x3)+1+py = a(x - 3)^2 + b(x - 3) + 1 + p
次に、この放物線を直線 x=1x=1 に関して対称移動する。
xx軸方向に対称移動するため、xx2x+2=4x2 - x + 2 = 4-xに置き換える。
xx軸方向にx=1x=1に関して対象に移動させるには x=2xx'=2-x  x=x+2x=-x'+2 で置き換える。
y=a(2x3)2+b(2x3)+1+py = a(2-x - 3)^2 + b(2-x - 3) + 1 + p
y=a(x1)2+b(x1)+1+py = a(-x-1)^2 + b(-x-1) + 1 + p
y=a(x+1)2b(x+1)+1+py = a(x+1)^2 - b(x+1) + 1 + p
y=a(x2+2x+1)b(x+1)+1+py = a(x^2+2x+1) - b(x+1) + 1 + p
y=ax2+2ax+abxb+1+py = ax^2 + 2ax + a - bx - b + 1 + p
y=ax2+(2ab)x+(ab+1+p)y = ax^2 + (2a - b)x + (a - b + 1 + p)
この放物線が、y=2x24y = 2x^2 - 4 と一致するので、係数を比較する。
a=2a = 2
2ab=02a - b = 0
ab+1+p=4a - b + 1 + p = -4
a=2a = 2 より、2(2)b=02(2) - b = 0 なので、4b=04 - b = 0
b=4b = 4
ab+1+p=4a - b + 1 + p = -4a=2a = 2, b=4b = 4 を代入すると、
24+1+p=42 - 4 + 1 + p = -4
1+p=4-1 + p = -4
p=3p = -3

3. 最終的な答え

a=2a = 2, b=4b = 4, p=3p = -3

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