(1) 放物線 $y = -3x^2$ を平行移動したもので、頂点の座標が $(-2, 3)$ であるような2次関数を求める。 (2) 頂点が放物線 $y = 2x^2 - 8x + 9$ の頂点と同じであり、$y$軸と点 $(0, 5)$ で交わるような2次関数を求める。

代数学二次関数放物線平行移動頂点2次方程式展開
2025/7/17

1. 問題の内容

(1) 放物線 y=3x2y = -3x^2 を平行移動したもので、頂点の座標が (2,3)(-2, 3) であるような2次関数を求める。
(2) 頂点が放物線 y=2x28x+9y = 2x^2 - 8x + 9 の頂点と同じであり、yy軸と点 (0,5)(0, 5) で交わるような2次関数を求める。

2. 解き方の手順

(1)
頂点の座標が (2,3)(-2, 3) であることから、求める2次関数は y=a(x+2)2+3y = a(x + 2)^2 + 3 の形になることがわかる。
元の放物線 y=3x2y = -3x^2 を平行移動したものであるから、x2x^2 の係数は 3-3 となる。
したがって、a=3a = -3
よって、求める2次関数は y=3(x+2)2+3y = -3(x + 2)^2 + 3
これを展開すると、y=3(x2+4x+4)+3=3x212x12+3=3x212x9y = -3(x^2 + 4x + 4) + 3 = -3x^2 - 12x - 12 + 3 = -3x^2 - 12x - 9
(2)
まず、放物線 y=2x28x+9y = 2x^2 - 8x + 9 の頂点を求める。
y=2(x24x)+9=2(x24x+44)+9=2((x2)24)+9=2(x2)28+9=2(x2)2+1y = 2(x^2 - 4x) + 9 = 2(x^2 - 4x + 4 - 4) + 9 = 2((x - 2)^2 - 4) + 9 = 2(x - 2)^2 - 8 + 9 = 2(x - 2)^2 + 1
よって、この放物線の頂点の座標は (2,1)(2, 1) である。
求める2次関数は、頂点が (2,1)(2, 1) であることから、y=a(x2)2+1y = a(x - 2)^2 + 1 の形になる。
また、yy軸との交点が (0,5)(0, 5) であることから、x=0x = 0 のとき y=5y = 5 となる。
これを代入すると、5=a(02)2+1=4a+15 = a(0 - 2)^2 + 1 = 4a + 1
よって、4a=44a = 4 より a=1a = 1
したがって、求める2次関数は y=(x2)2+1y = (x - 2)^2 + 1
これを展開すると、y=x24x+4+1=x24x+5y = x^2 - 4x + 4 + 1 = x^2 - 4x + 5

3. 最終的な答え

(1) y=3x212x9y = -3x^2 - 12x - 9
(2) y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5

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