(1) 辺ABの長さをk、辺BCの長さをx、辺CAの長さをyとする。 三角形の周の長さは3なので、k+x+y=3より、x+y=3−kとなる。 ヘロンの公式より、s=2k+x+y=23であるから、 S=s(s−k)(s−x)(s−y)=23(23−k)(23−x)(23−y) S2=23(23−k)(23−x)(23−y)となる。 x+y=3−kより、y=3−k−xである。 23−x+23−y=3−(x+y)=3−(3−k)=k よって、(23−x)(23−y)=(23−x)(23−(3−k−x))=(23−x)(x−23+k) 積が最大になるのは、23−x=x−23+kすなわち、x=23−kのときである。 このとき、y=3−k−x=3−k−23−k=23−kなので、x=y=23−kとなる。 したがって、S(k)=23(23−k)(2k)2=2k23(23−k)=4k6−4k S(k)=4k6−4k S(k)2=16k2(6−4k)=161(6k2−4k3) f(k)=6k2−4k3とおくと、f′(k)=12k−12k2=12k(1−k) f′(k)=0より、k=0,1 0<k<23なので、k=1 k=1のとき、f(k)は最大値6−4=2をとる。 S(1)=416−4=42 (2) S(k)=4k6−4kなので、Sの最大値を求める。 g(k)=S(k)2=16k2(6−4k)=16−4k3+6k2=8−2k3+3k2 g′(k)=8−6k2+6k=4−3k2+3k=43k(1−k) g′(k)=0より、k=0,1 k=1のときg(1)=8−2+3=81なので、S(1)=81=221=42 ABの長さを固定せずに、周の長さが3である三角形の面積の最大値を考える。
三角形の面積が最大になるのは正三角形のときである。
一辺の長さが1の正三角形の面積は43である。