複素数 $-2\sqrt{3} + j2$ を計算します。ここで、$j$ は虚数単位です。問題は、この複素数を極形式で表すか、あるいは他の何らかの形で簡略化することを求めている可能性があります。ここでは、複素数を極形式に変換することを考えます。

代数学複素数極形式三角関数絶対値偏角
2025/7/18

1. 問題の内容

複素数 23+j2-2\sqrt{3} + j2 を計算します。ここで、jj は虚数単位です。問題は、この複素数を極形式で表すか、あるいは他の何らかの形で簡略化することを求めている可能性があります。ここでは、複素数を極形式に変換することを考えます。

2. 解き方の手順

複素数 z=a+jbz = a + jb を極形式 r(cosθ+jsinθ)r(\cos\theta + j\sin\theta) に変換するには、以下の手順に従います。
まず、絶対値 rr を計算します。
r=a2+b2r = \sqrt{a^2 + b^2}
次に、偏角 θ\theta を計算します。
θ=arctan(ba)\theta = \arctan\left(\frac{b}{a}\right)
ただし、θ\theta は複素数が存在する象限に応じて調整する必要があります。
この問題では、a=23a = -2\sqrt{3}b=2b = 2 です。
まず、rr を計算します。
r=(23)2+(2)2=12+4=16=4r = \sqrt{(-2\sqrt{3})^2 + (2)^2} = \sqrt{12 + 4} = \sqrt{16} = 4
次に、θ\theta を計算します。
θ=arctan(223)=arctan(13)\theta = \arctan\left(\frac{2}{-2\sqrt{3}}\right) = \arctan\left(-\frac{1}{\sqrt{3}}\right)
arctan の値が 13-\frac{1}{\sqrt{3}} となるのは、π6-\frac{\pi}{6} です。しかし、複素数 23+j2-2\sqrt{3} + j2 は第2象限に位置するため、θ\theta は第2象限の角度でなければなりません。したがって、
θ=ππ6=5π6\theta = \pi - \frac{\pi}{6} = \frac{5\pi}{6}
したがって、z=4(cos(5π6)+jsin(5π6))z = 4\left(\cos\left(\frac{5\pi}{6}\right) + j\sin\left(\frac{5\pi}{6}\right)\right)

3. 最終的な答え

4(cos(5π6)+jsin(5π6))4(\cos(\frac{5\pi}{6}) + j\sin(\frac{5\pi}{6}))

「代数学」の関連問題

与えられた対数方程式 $\log_{\sqrt{3}} x = -4$ を満たす $x$ の値を求める問題です。

対数指数方程式
2025/7/20

与えられた行列 $A = \begin{pmatrix} -2 & 3 & -3 \\ 1 & -2 & 1 \\ 4 & -4 & p \end{pmatrix}$ が正則であるための $p$ の条...

行列正則行列逆行列行列式線形代数
2025/7/20

与えられた行列 $ \begin{pmatrix} -2 & 3 & -3 \\ 1 & -2 & 1 \\ 4 & -4 & p \end{pmatrix} $ が正則であるための $p$ の条件を...

行列行列式逆行列線形代数
2025/7/20

連立1次方程式 $Ax = b$ の解のパラメータ表示が $x = \begin{pmatrix} 1 \\ 2 \\ 0 \\ 0 \end{pmatrix} + s \begin{pmatrix}...

線形代数連立一次方程式解のパラメータ表示線形写像
2025/7/20

問題は3つの主張の真偽を判定し、正しい場合は証明を与え、正しくない場合は反例を挙げるものです。 (1) $m \geq n$ とし、$A$ を $m \times n$ 行列とする。$A$ の階数が ...

線形代数行列エルミート行列内積ベクトル空間
2025/7/20

以下の3つの主張について、正しければ証明を与え、正しくなければ反例を挙げます。 (1) $m \geq n$ とし、$A$ を $m \times n$ 行列とする。$A$ の階数が $n$ に等しい...

線形代数行列ベクトル内積エルミート行列線形独立
2025/7/20

放物線 $y = 4x^2 - 4kx + 5k^2 + 19k - 4$ が $x$ 軸の正の部分と負の部分で交わるような $k$ の範囲を求める。さらに、$k$ がその範囲で動くとき、放物線が $...

二次関数放物線二次方程式解の公式最大値不等式
2025/7/20

与えられた関数 $y = \frac{1}{2}x^2$ について、以下の3つの問いに答えます。 (1) $x$ の値が0から4まで増加するときの変化の割合を求める。 (2) 関数 $y = \fra...

二次関数変化の割合グラフ面積対称移動座標平面
2025/7/20

ベクトル $\mathbf{a}$ が、ベクトル $\mathbf{b_1}$ と $\mathbf{b_2}$ の線形結合で表せるかどうかを調べ、表せる場合は線形結合で表す問題です。 (1) $\m...

線形代数ベクトル線形結合連立方程式
2025/7/20

与えられた行列の形式の連立一次方程式を、通常の連立一次方程式の形式に書き換える問題です。具体的には、 (1) $\begin{bmatrix} 2 & 1 & 3 \\ 0 & -1 & 2 \\ 1...

連立一次方程式行列線形代数
2025/7/20