ベクトル $\vec{a}$ と $\vec{b}$ が線形独立であるとき、以下の等式が成り立つように $x$ と $y$ の値を定める問題です。 (1) $2x\vec{a} - 5\vec{b} = 8\vec{a} + (3y + 1)\vec{b}$ (2) $x(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b}$

代数学ベクトル線形独立連立方程式
2025/7/18

1. 問題の内容

ベクトル a\vec{a}b\vec{b} が線形独立であるとき、以下の等式が成り立つように xxyy の値を定める問題です。
(1) 2xa5b=8a+(3y+1)b2x\vec{a} - 5\vec{b} = 8\vec{a} + (3y + 1)\vec{b}
(2) x(a+b)+y(ab)=4ya+bx(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b}

2. 解き方の手順

(1)
a\vec{a}b\vec{b} が線形独立なので、a\vec{a}b\vec{b} の係数がそれぞれ等しくなる必要があります。
2xa5b=8a+(3y+1)b2x\vec{a} - 5\vec{b} = 8\vec{a} + (3y + 1)\vec{b} より、
2x=82x = 8
5=3y+1-5 = 3y + 1
これらの連立方程式を解きます。
2x=82x = 8 より x=4x = 4
5=3y+1-5 = 3y + 1 より 3y=63y = -6 となり y=2y = -2
(2)
x(a+b)+y(ab)=4ya+bx(\vec{a} + \vec{b}) + y(\vec{a} - \vec{b}) = 4y\vec{a} + \vec{b} を展開して整理します。
xa+xb+yayb=4ya+bx\vec{a} + x\vec{b} + y\vec{a} - y\vec{b} = 4y\vec{a} + \vec{b}
(x+y)a+(xy)b=4ya+b(x+y)\vec{a} + (x-y)\vec{b} = 4y\vec{a} + \vec{b}
a\vec{a}b\vec{b} が線形独立なので、a\vec{a}b\vec{b} の係数がそれぞれ等しくなる必要があります。
x+y=4yx+y = 4y
xy=1x-y = 1
これらの連立方程式を解きます。
x+y=4yx+y = 4y より x=3yx = 3y
xy=1x-y = 1x=3yx = 3y を代入すると 3yy=13y - y = 1 となり、2y=12y = 1 よって y=12y = \frac{1}{2}
x=3yx = 3y より x=3(12)=32x = 3(\frac{1}{2}) = \frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1)
x=4x = 4
y=2y = -2
(2)
x=32x = \frac{3}{2}
y=12y = \frac{1}{2}

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