固有値と固有ベクトルは、以下の式を満たす。
Av=λv ここで、A=(4114)、v=(−1x) である。 まず、Av を計算する。 Av=(4114)(−1x)=(−4+x−1+4x) 次に、Av=λv より、以下の式が成り立つ。 (−4+x−1+4x)=λ(−1x)=(−λλx) この式から、以下の2つの等式が得られる。
−4+x=−λ −1+4x=λx 一つ目の式から λ=4−x が得られる。これを二つ目の式に代入する。 −1+4x=(4−x)x −1+4x=4x−x2 (x−1)(x+1)=0 したがって、x=1 または x=−1 である。 ここで、x=−1 とすると、v=(−1−1)となる。この場合、λ=4−(−1)=5となる。 実際に計算すると、Av=(4114)(−1−1)=(−5−5)=5(−1−1)となり、これは固有ベクトルである。 x=1 とすると、v=(−11)となる。この場合、λ=4−1=3となる。 実際に計算すると、Av=(4114)(−11)=(−33)=3(−11)となり、これは固有ベクトルである。 問題文には固有値が指定されていないので、x = 1, x = -1 の両方が正答になる。
固有値が示されていないため、(−1x)が与えられていることから、固有値3に対応する固有ベクトルを求めていると仮定すると、x=1となる。