(1)
与えられた行列は上三角行列なので、行列式は対角成分の積となります。
det=1×2×3×4=24 (2)
2行目から2倍の1行目を引くと、2行目は (02−10) となります。 3行目から2倍の1行目を引くと、3行目は (02−22) となります。 4行目から1行目を引くと、4行目は (0120) となります。 100012212−1−223020 次に、3行目から2行目を引くと、3行目は (00−12) となります。 100012012−1−123020 4行目と2行目を入れ替えると符号が変わります。
−1000110222−1−13020 4行目から2倍の2行目を引くと、4行目は (00−50) となります。 −1000110022−1−53020 4行目から5倍の3行目を引くと、4行目は (000−10) となります。 −1000110022−10302−10 したがって、det=−(1×1×(−1)×(−10))=−10 別解
第1列に注目すると、2列目と3列目の線形結合で4列目が作れることから、この行列の行列式は0です。
具体的には、第4列は第2列と第3列の和で表現できます。
(3)
1行目から2行目、3行目、4行目を引く。
−1111101101010110 1列目に2列目、3列目、4列目を足す。
2333101101010110 1行目で展開すると、−1333101110 =−(330110−331110)=4 別解
余因子展開を使う
det=0⋅C11+1⋅C12+1⋅C13+1⋅C14 C12=(−1)1+2111101110=−2 C13=(−1)1+3111011110=1 C14=(−1)1+4111011101=1 det=0⋅C11+1⋅(−2)+1⋅(1)+1⋅(1)=−2+1+1=0 計算違いがあったので、別の解法を探します。
各行から最後の行を引くと
−10010−10100−111110 1列目に2, 3, 4列目を足すと
00030−10100−111110 1行で展開すると
(−1)1+4det=003−1010−11 =−3−100−1=−3 別の計算方法を確認してみます.
与えられた行列から2,3,4行目を1行目に加えると
3111301131013110 第1行から3をくくり出すと
31111101111011110 第1行で各列を引くと
311110−10000−10000−1 det=3⋅1⋅(−1)⋅(−1)⋅(−1)=−3 (4)
2行目から1行目を引くと (4444) 3行目から2行目を引くと (4444) 4行目から3行目を引くと (4444) 行列に同じ行が2つ以上ある場合、行列式は0です。したがって、行列式は0です。