仕入れ価格100円の商品を1個あたり$x$円の儲けで$100+x$円で販売するとき、1日の販売個数は$240-2x$個となる。1日の儲け$y$を$x$の関数で表し、$y$が最大となる$x$の値と、そのときの$y$の最大値を求める。さらに、$y \ge 7000$を満たす最小の販売価格$100+x$を求める。ただし、$0 \le x \le 100$とする。

代数学二次関数最大値不等式数式処理
2025/7/18

1. 問題の内容

仕入れ価格100円の商品を1個あたりxx円の儲けで100+x100+x円で販売するとき、1日の販売個数は2402x240-2x個となる。1日の儲けyyxxの関数で表し、yyが最大となるxxの値と、そのときのyyの最大値を求める。さらに、y7000y \ge 7000を満たす最小の販売価格100+x100+xを求める。ただし、0x1000 \le x \le 100とする。

2. 解き方の手順

まず、1日の儲けyyxxの関数として表す。yyは1個あたりの儲けxxに1日の販売個数2402x240-2xを掛けたものなので、
y=x(2402x)=2x2+240x y = x(240-2x) = -2x^2 + 240x
次に、yyが最大となるxxの値を求めるために、yyを平方完成する。
y=2(x2120x)=2(x2120x+36003600)=2(x60)2+7200 y = -2(x^2 - 120x) = -2(x^2 - 120x + 3600 - 3600) = -2(x-60)^2 + 7200
したがって、yyx=60x=60のとき最大値7200をとる。これは、0x1000 \le x \le 100を満たしている。
次に、y7000y \ge 7000を満たす最小の100+x100+xを求める。
2x2+240x7000 -2x^2 + 240x \ge 7000
2x2+240x70000 -2x^2 + 240x - 7000 \ge 0
2x2240x+70000 2x^2 - 240x + 7000 \le 0
x2120x+35000 x^2 - 120x + 3500 \le 0
解の公式を使って、x2120x+3500=0x^2 - 120x + 3500 = 0の解を求めると、
x=120±1202435002=120±14400140002=120±4002=120±202 x = \frac{120 \pm \sqrt{120^2 - 4 \cdot 3500}}{2} = \frac{120 \pm \sqrt{14400 - 14000}}{2} = \frac{120 \pm \sqrt{400}}{2} = \frac{120 \pm 20}{2}
よって、x=50,70x = 50, 70
x2120x+35000x^2 - 120x + 3500 \le 0を満たすxxの範囲は、50x7050 \le x \le 70となる。
したがって、y7000y \ge 7000を満たす最小のxxx=50x=50である。
よって、求める販売価格は100+x=100+50=150100+x = 100+50 = 150である。

3. 最終的な答え

* y=2x2+240xy = -2x^2 + 240x
* x=60x = 60のとき最大値7200
* 100+x=150100 + x = 150

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