2次不等式 $x^2 + kx + 2k - 1 > 0$ の解がすべての実数であるとき、定数 $k$ の取りうる値の範囲を求める問題です。

代数学二次不等式判別式二次関数解の範囲
2025/7/18

1. 問題の内容

2次不等式 x2+kx+2k1>0x^2 + kx + 2k - 1 > 0 の解がすべての実数であるとき、定数 kk の取りうる値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

2次不等式 x2+kx+2k1>0x^2 + kx + 2k - 1 > 0 の解がすべての実数であるためには、2次関数 y=x2+kx+2k1y = x^2 + kx + 2k - 1 のグラフが常に xx 軸より上にある必要があります。これは、2次方程式 x2+kx+2k1=0x^2 + kx + 2k - 1 = 0 が実数解を持たないことを意味します。つまり、判別式 DD が負である必要があります。
判別式 DD は、
D=k24(2k1)=k28k+4D = k^2 - 4(2k - 1) = k^2 - 8k + 4
D<0D < 0 となる kk の範囲を求めます。
k28k+4<0k^2 - 8k + 4 < 0
2次方程式 k28k+4=0k^2 - 8k + 4 = 0 の解は、解の公式より
k=8±64162=8±482=8±432=4±23k = \frac{8 \pm \sqrt{64 - 16}}{2} = \frac{8 \pm \sqrt{48}}{2} = \frac{8 \pm 4\sqrt{3}}{2} = 4 \pm 2\sqrt{3}
したがって、k28k+4<0k^2 - 8k + 4 < 0 を満たす kk の範囲は
423<k<4+234 - 2\sqrt{3} < k < 4 + 2\sqrt{3}

3. 最終的な答え

423<k<4+234 - 2\sqrt{3} < k < 4 + 2\sqrt{3}

「代数学」の関連問題

与えられた連立一次方程式を解く問題です。 連立方程式は以下の通りです。 $x + 2y + 3z = 1$ $2x + 5y - 3z = 1$ $x - 3y + 8z = -2$

連立一次方程式線形代数方程式
2025/7/19

与えられた3次方程式 $x^3 - 2x^2 - 7x - 4 = 0$ を解きます。

三次方程式因数定理因数分解二次方程式
2025/7/19

与えられた方程式 $x^4 + 3x^2 - 4 = 0$ を解き、$x$の値を求める。

方程式二次方程式因数分解虚数解
2025/7/19

方程式 $x^3 - 1 = 0$ を解きます。

三次方程式因数分解複素数
2025/7/19

画像にある数学の問題は、一次方程式を解く問題と、文章問題から方程式を立てて解く問題、そしてクラス会の費用に関する問題です。

一次方程式文章問題方程式
2025/7/19

画像の数学の問題を解きます。具体的には、以下の5つの計算問題です。 (1) $(4x+7) \times 5$ (2) $\frac{-x-4}{3} \times 6$ (3) $(3x-2) \d...

式の計算分配法則文字式
2025/7/19

与えられた文字式と数字の計算問題を解き、各計算結果を対応する記号(ア、イ、ウ、エ、オ、カ、キ、ク、ケ)で示す。

文字式の計算分配法則分数計算一次式
2025/7/19

与えられた分数式 $\frac{2}{(x+1)(x^2+3x+5)}$ を部分分数に分解する問題です。

部分分数分解分数式連立方程式
2025/7/19

与えられた式 $(582)(\frac{x-y}{2}+x+y)^2 - (x-y+\frac{x+y}{2})^2$ を計算して簡略化する。

式の簡略化代数計算展開因数分解
2025/7/19

AからEの5人が数学のテストを受け、その得点について以下の情報が与えられています。 * ア: AとBは40点差 * イ: CとEは30点差 * ウ: DとEは20点差 * エ: AはD...

連立方程式不等式大小比較
2025/7/19