問題は、猿が時刻 $t=0$ に $(l, h)$ の位置から自由落下すると仮定して、以下の問いに答えるものです。 (2) 猿の位置ベクトル $\vec{R}(t) = X(t) \vec{e}_x + Y(t) \vec{e}_y$ を $t$ の関数として求めなさい。 (3) ボールが $x$ 方向に距離 $l$ の位置に到達する時間 $t_l$ を求めなさい。 (4) ボールが猿に当たるための条件を、$\tan \theta$ の形で求めなさい(ただし、$\vec{r}(t)$ はボールの位置ベクトル)。
2025/7/19
1. 問題の内容
問題は、猿が時刻 に の位置から自由落下すると仮定して、以下の問いに答えるものです。
(2) 猿の位置ベクトル を の関数として求めなさい。
(3) ボールが 方向に距離 の位置に到達する時間 を求めなさい。
(4) ボールが猿に当たるための条件を、 の形で求めなさい(ただし、 はボールの位置ベクトル)。
2. 解き方の手順
(2) 猿の位置ベクトル を求める。
猿は時刻 に の位置から自由落下するので、水平方向の運動はなく、鉛直方向に重力加速度 で落下する。したがって、時刻 における猿の位置は、
よって、猿の位置ベクトルは
(3) ボールが 方向に距離 の位置に到達する時間 を求める。
これは問題文の指示が不足しており、ボールがどのように発射されるのかが不明です。原点から初速度 で角度 で発射されると仮定します。ボールの水平方向の速度成分は なので、 方向に距離 進むのにかかる時間 は、
したがって、
(4) ボールが猿に当たるための条件を の形で求める。
ボールが猿に当たるためには、ある時刻 で、ボールの位置 と猿の位置 が一致する必要があります。ボールの初期位置を原点 とし、初速度を 、発射角度を とすると、ボールの位置ベクトルは、
猿に当たる時刻 において、 が成り立つ必要があるので、
2番目の式から、
1番目の式より、 なので、これを2番目の式に代入すると、
3. 最終的な答え
(2)
(3)
(4)