質量20.0gの物体にはたらいている力の大きさと方向を、以下の4つの場合について求めます。 (a) 半径4.00m, 周期0.500sの等速円運動 (b) 半径2.00m, 速さ5.00m/sの等速円運動 (c) 直線上を加速度5.00m/s²で進行中 (d) 直線上を速さ4.00m/sで運動している物体を一様に減速して、2.00sで静止させる
2025/7/19
1. 問題の内容
質量20.0gの物体にはたらいている力の大きさと方向を、以下の4つの場合について求めます。
(a) 半径4.00m, 周期0.500sの等速円運動
(b) 半径2.00m, 速さ5.00m/sの等速円運動
(c) 直線上を加速度5.00m/s²で進行中
(d) 直線上を速さ4.00m/sで運動している物体を一様に減速して、2.00sで静止させる
2. 解き方の手順
まず、質量をkgに変換します。
(a) 等速円運動の場合、向心力 は で与えられます。ここで です。よって、 となります。
方向は円の中心に向かいます。
(b) 等速円運動の場合、向心力 は で与えられます。
方向は円の中心に向かいます。
(c) 直線上を加速度 で進行中の場合、運動方程式 より、
方向は加速度の方向と同じです。
(d) 等加速度運動の場合、加速度 は で与えられます。今回の場合、初速度 、最終速度 、時間 なので、 です。
運動方程式 より、
したがって、力の大きさは0.040 Nで、方向は運動方向と逆向きです。
3. 最終的な答え
(a) 大きさ: 12.63 N, 方向: 円の中心に向かう方向
(b) 大きさ: 0.25 N, 方向: 円の中心に向かう方向
(c) 大きさ: 0.10 N, 方向: 加速度の方向
(d) 大きさ: 0.040 N, 方向: 運動方向と逆向き