与えられた放物線を平行移動して、頂点が(2, 3)になったときの放物線の方程式を求めます。放物線は以下の3つです。 (1) $y = -2x^2$ (2) $y = x^2 - x - 2$ (3) $y = \frac{1}{3}x^2 + 2x - 1$

代数学放物線平行移動二次関数平方完成
2025/7/19

1. 問題の内容

与えられた放物線を平行移動して、頂点が(2, 3)になったときの放物線の方程式を求めます。放物線は以下の3つです。
(1) y=2x2y = -2x^2
(2) y=x2x2y = x^2 - x - 2
(3) y=13x2+2x1y = \frac{1}{3}x^2 + 2x - 1

2. 解き方の手順

放物線の頂点が(2, 3)となるように平行移動させることを考えます。
一般に、放物線 y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q の頂点は (p,q)(p, q) です。
したがって、頂点が(2, 3)の放物線は、y=a(x2)2+3y = a(x-2)^2 + 3 と表されます。
ここで、aa は平行移動前の放物線の x2x^2 の係数と同じです。
(1) y=2x2y = -2x^2 の場合、a=2a = -2 です。したがって、移動後の放物線の方程式は y=2(x2)2+3y = -2(x-2)^2 + 3 となります。これを展開すると y=2(x24x+4)+3=2x2+8x8+3=2x2+8x5y = -2(x^2 - 4x + 4) + 3 = -2x^2 + 8x - 8 + 3 = -2x^2 + 8x - 5 となります。
(2) y=x2x2y = x^2 - x - 2 の場合、まず平方完成して頂点を求めます。
y=(x12)2142=(x12)294y = (x - \frac{1}{2})^2 - \frac{1}{4} - 2 = (x - \frac{1}{2})^2 - \frac{9}{4}
頂点は (12,94)(\frac{1}{2}, -\frac{9}{4}) です。
a=1a = 1 なので、移動後の放物線の方程式は y=(x2)2+3y = (x-2)^2 + 3 となります。これを展開すると y=x24x+4+3=x24x+7y = x^2 - 4x + 4 + 3 = x^2 - 4x + 7 となります。
(3) y=13x2+2x1y = \frac{1}{3}x^2 + 2x - 1 の場合、まず平方完成して頂点を求めます。
y=13(x2+6x)1=13(x2+6x+99)1=13(x+3)231=13(x+3)24y = \frac{1}{3}(x^2 + 6x) - 1 = \frac{1}{3}(x^2 + 6x + 9 - 9) - 1 = \frac{1}{3}(x+3)^2 - 3 - 1 = \frac{1}{3}(x+3)^2 - 4
頂点は (3,4)(-3, -4) です。
a=13a = \frac{1}{3} なので、移動後の放物線の方程式は y=13(x2)2+3y = \frac{1}{3}(x-2)^2 + 3 となります。これを展開すると y=13(x24x+4)+3=13x243x+43+3=13x243x+133y = \frac{1}{3}(x^2 - 4x + 4) + 3 = \frac{1}{3}x^2 - \frac{4}{3}x + \frac{4}{3} + 3 = \frac{1}{3}x^2 - \frac{4}{3}x + \frac{13}{3} となります。

3. 最終的な答え

(1) y=2x2+8x5y = -2x^2 + 8x - 5
(2) y=x24x+7y = x^2 - 4x + 7
(3) y=13x243x+133y = \frac{1}{3}x^2 - \frac{4}{3}x + \frac{13}{3}

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