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1. 問題の内容
(1) 整式 を で割ると余りが であり、 で割ると余りが であるとき、 を で割った余りを求める。
(2) 整式 を で割った余りを求める。
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2. 解き方の手順
### (1)
を で割ったときの余りが なので、ある整式 を用いて
と表せる。
ここで、 である。
また、 を で割った余りが なので、 である。
であるから、 を で割った余りは ( は定数)とおける。よって、ある整式 を用いて
と表せる。
を代入すると、
一方、 に を代入すると、
また、 に を代入すると、
したがって、
この連立方程式を解くと、
よって、 となる。
### (2)
を で割った余りを ( は実数) とおくと、ある整式 を用いて
と表せる。
より、。
( は虚数単位) とすると、 なので、
したがって、。
は実数であるから、
よって、求める余りは となる。
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3. 最終的な答え
(1)
(2)