正九角形の3つの頂点を結んで三角形を作る。 (1) 正九角形と1辺だけを共有する三角形の個数を求める。 (2) 正九角形と辺を共有しない三角形の個数を求める。

幾何学多角形組み合わせ三角形正九角形
2025/7/19

1. 問題の内容

正九角形の3つの頂点を結んで三角形を作る。
(1) 正九角形と1辺だけを共有する三角形の個数を求める。
(2) 正九角形と辺を共有しない三角形の個数を求める。

2. 解き方の手順

(1) 正九角形と1辺だけを共有する三角形の個数
まず、正九角形の1つの辺を選ぶ。この辺を共有する三角形を作るには、残りの頂点を共有しない頂点から選ぶ必要がある。共有する辺の両隣の頂点と、選んだ辺の頂点以外の6個の頂点のうち、2つの頂点を選ぶ必要がある。
選んだ辺の両隣の頂点を選ぶことはできないので、選べる頂点は6個。
ただし、選んだ2つの頂点が隣り合っていると、正九角形の別の辺を共有してしまうので、隣り合う頂点のペアを除外する必要がある。
選んだ辺の両端の頂点を除いた6個の頂点のうち隣り合うペアは5組ある。
したがって、1つの辺に対して、三角形を作れる頂点の選び方は 6C25=6×525=155=106C2 - 5 = \frac{6 \times 5}{2} - 5 = 15 - 5 = 10 通り。
正九角形には9つの辺があるので、1辺だけを共有する三角形の総数は 10×9=9010 \times 9 = 90 通り。
しかし、それぞれの三角形が2回数えられているものがあるため、2で割る必要はない。1つの辺を選んだとき、残りの頂点の選び方は10通りで正しい。
したがって、正九角形と1辺だけを共有する三角形は90個ではない。
正九角形の1つの辺を固定する。その両隣の頂点を除いた6個の頂点から1つ選ぶ。選び方は6通り。
また、正九角形には9つの辺があるので、6×9=546 \times 9 = 54
一つの辺を選び、その辺を共有する三角形を作る。残りの1つの頂点を選ぶとき、選んだ辺の両端の頂点と隣り合う頂点は選べない。
したがって、正九角形と1辺だけを共有する三角形の個数は、6×9=546 \times 9 = 54
(上記が間違っていたので、正九角形を描いて数えてみた。)
正九角形の頂点をA, B, C, D, E, F, G, H, Iとする。辺ABを共有する場合、CとIは選べないので、D, E, F, G, Hから1つ選ぶ。その選び方は5通り。
辺BCを共有する場合、DとAは選べないので、E, F, G, H, Iから1つ選ぶ。その選び方は5通り。
このように考えると、1辺を共有する場合の三角形の数は、5*9=45通り。
もう1つ頂点を選ぶ時に、隣り合う頂点を選ぶと辺を2つ共有することになる。例えばABを選んだ時、CとIは選べないが、残りの頂点の中から選ぶ。
例えばDを選ぶとABDという三角形ができる。
このとき、ADは正九角形の辺ではない。
選べる頂点は5個なので、1辺あたり5個できる。
したがって、正九角形と1辺だけを共有する三角形の個数は45個。
(2) 正九角形と辺を共有しない三角形の個数
正九角形の頂点から3つ選んで三角形を作る総数は、9C3=9×8×73×2×1=5046=849C3 = \frac{9 \times 8 \times 7}{3 \times 2 \times 1} = \frac{504}{6} = 84個。
これから、1辺だけを共有する三角形の個数と2辺を共有する三角形の個数と3辺を共有する(正九角形の辺と完全に一致する)三角形の個数を引く。
2辺を共有する三角形は、正九角形の一つの頂点から2つ隣の頂点を選び、その2つに隣り合う頂点を加えることで作られる。
したがって、9個の頂点それぞれに対してそのような三角形が作れるので、2辺を共有する三角形は9個。
3辺を共有する三角形はない。
したがって、辺を共有しない三角形の個数は 84459=3084 - 45 - 9 = 30個。

3. 最終的な答え

(1) 正九角形と1辺だけを共有する三角形は 45 個ある。
(2) 正九角形と辺を共有しない三角形は 30 個ある。

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