まず、それぞれの点における接線を求めます。
放物線 y=x2−4x+3 を微分すると、y′=2x−4 となります。 - 点 (4,3) における接線: x=4 を y′ に代入すると、y′=2(4)−4=4 となります。 したがって、接線の傾きは 4 です。接線の方程式は、y−3=4(x−4) より y=4x−13 となります。 - 点 (0,3) における接線: x=0 を y′ に代入すると、y′=2(0)−4=−4 となります。 したがって、接線の傾きは −4 です。接線の方程式は、y−3=−4(x−0) より y=−4x+3 となります。 次に、2つの接線の交点を求めます。
4x−13=−4x+3 を解くと、8x=16 より x=2 となります。このとき、y=−4(2)+3=−5 となります。 したがって、交点は (2,−5) です。 次に、求める面積を計算します。放物線と2つの接線で囲まれた部分の面積は、積分を用いて計算できます。
面積は、
S=∫02[(x2−4x+3)−(−4x+3)]dx+∫24[(x2−4x+3)−(4x−13)]dx S=∫02(x2)dx+∫24(x2−8x+16)dx S=∫02x2dx+∫24(x−4)2dx それぞれの積分を計算します。
∫02x2dx=[31x3]02=38 ∫24(x−4)2dx=[31(x−4)3]24=0−31(−2)3=38 したがって、求める面積は
S=38+38=316 となります。