二次関数 $f(x) = 2x^2 + 2ax + 4$ (ただし $-1 \leq x \leq 1$) について、以下の問いに答える問題です。 - $a > 2$ のとき、最小値を求める。 - $a < -2$ のとき、最小値を求める。 - $-2 < a < 2$ のとき、最小値を求める。 - $a > 0$ のとき、最大値を求める。 選択肢の中から適切なものを選ぶ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/20

1. 問題の内容

二次関数 f(x)=2x2+2ax+4f(x) = 2x^2 + 2ax + 4 (ただし 1x1-1 \leq x \leq 1) について、以下の問いに答える問題です。
- a>2a > 2 のとき、最小値を求める。
- a<2a < -2 のとき、最小値を求める。
- 2<a<2-2 < a < 2 のとき、最小値を求める。
- a>0a > 0 のとき、最大値を求める。
選択肢の中から適切なものを選ぶ。

2. 解き方の手順

まず、f(x)f(x) を平方完成します。
f(x)=2x2+2ax+4=2(x2+ax)+4=2(x+a2)22(a2)2+4=2(x+a2)2a22+4f(x) = 2x^2 + 2ax + 4 = 2(x^2 + ax) + 4 = 2(x + \frac{a}{2})^2 - 2(\frac{a}{2})^2 + 4 = 2(x + \frac{a}{2})^2 - \frac{a^2}{2} + 4
軸は x=a2x = -\frac{a}{2} です。定義域は 1x1-1 \leq x \leq 1 です。
- a>2a > 2 のとき、a2<1-\frac{a}{2} < -1 なので、定義域内で f(x)f(x) は増加関数です。したがって、x=1x = -1 で最小値をとります。
最小値は f(1)=2(1)2+2a(1)+4=22a+4=62af(-1) = 2(-1)^2 + 2a(-1) + 4 = 2 - 2a + 4 = 6 - 2a
- a<2a < -2 のとき、a2>1-\frac{a}{2} > 1 なので、定義域内で f(x)f(x) は減少関数です。したがって、x=1x = 1 で最小値をとります。
最小値は f(1)=2(1)2+2a(1)+4=2+2a+4=6+2af(1) = 2(1)^2 + 2a(1) + 4 = 2 + 2a + 4 = 6 + 2a
- 2<a<2-2 < a < 2 のとき、1<a2<1-1 < -\frac{a}{2} < 1 なので、軸が定義域内にあります。したがって、x=a2x = -\frac{a}{2} で最小値をとります。
最小値は f(a2)=2(a2+a2)2a22+4=a22+4f(-\frac{a}{2}) = 2(-\frac{a}{2} + \frac{a}{2})^2 - \frac{a^2}{2} + 4 = -\frac{a^2}{2} + 4
- a>0a > 0 のとき、a2<0-\frac{a}{2} < 0 なので、x=1x=1で最大値か、x=1x=-1で最大値をとるか考える。f(1)=6+2af(1) = 6+2af(1)=62af(-1) = 6-2aとなり、a>0a>0なのでf(1)>f(1)f(1)>f(-1)。したがって、x=1x=1で最大値をとり、最大値はf(1)=6+2af(1)=6+2aです。ただし、最大値の問題はa>0a>0なので選択肢に6+2a6+2aはありません。軸が負であるため,x=1x=-1のとき最大値を取りうるので,a>0a>0の時,範囲の端の値,f(1)=62af(-1) = 6-2aと軸の位置を考慮すると,最大値はx=1x=1となることはない.なぜなら軸の位置は常に定義域の中央(0)より左にあるから。よって最大値は1-1で発生し、f(1)=62af(-1) = 6-2a
よって、a>0a>0のとき,最大値は6-2aとなる。

3. 最終的な答え

- a > 2 のとき、最小値は 6 - 2a
- a < -2 のとき、最小値は 6 + 2a
- -2 < a < 2 のとき、最小値は 4 - a^2/2
- a > 0 のとき、最大値は 6 - 2a
したがって、解答欄の空欄に当てはまる選択肢は以下のようになります。
- 17: ⑤ (6 - 2a)
- 18: ④ (6 + 2a)
- 19: ③ (4 - a^2/2)
- 20: ⑤ (6 - 2a)

「代数学」の関連問題

与えられた等式を満たす行列 $A$ を求めます。等式は次の通りです。 $ A \begin{pmatrix} 3 \\ 4 \\ 6 \end{pmatrix} = 3 \begin{pmatrix}...

線形代数行列線形変換ベクトル連立方程式
2025/7/20

行列 $A$ があり、ベクトル $\begin{pmatrix} 3 \\ 4 \\ 6 \end{pmatrix}$ に $A$ をかけた結果が、ベクトル $\begin{pmatrix} 4 \\...

線形代数行列ベクトル連立方程式
2025/7/20

2次関数 $y = -2x^2 + 3x - 4$ の $-1 \le x \le 1$ における最大値と最小値を求めよ。

二次関数最大値最小値平方完成
2025/7/20

与えられた行列とベクトルの積を、3つのベクトルの線形結合として表現する問題です。 行列 $\begin{pmatrix} 3 & 5 & 1 \\ 2 & 2 & 1 \end{pmatrix}$ と...

線形代数行列ベクトル線形結合
2025/7/20

与えられた4x4の正方行列の4乗を計算する問題です。行列は $ \begin{pmatrix} 3 & 0 & 0 & 0 \\ 0 & 2 & 0 & 0 \\ 0 & 0 & 0 & 0 \\ 0...

行列行列の累乗対角行列
2025/7/20

$x + \frac{2}{x} = 3$ のとき、以下の式の値をそれぞれ求めよ。 (1) $x^2 + \frac{4}{x^2}$ (2) $x^3 + \frac{8}{x^3}$ (3) $x...

代数式の計算分数式展開3次式2次式
2025/7/20

4辺の長さの和が16である長方形ABCDにおいて、辺BCの長さを$x$とし、長方形ABCDの面積を$y$とする。 (1) $y$を$x$の式で表しなさい。 (2) $y \geq 10$となる$x$の...

二次関数二次不等式長方形面積
2025/7/20

与えられた3次正方行列の2乗を計算する問題です。行列を $A$ とすると、$A^2 = A \times A$ を計算します。 与えられた行列は $ A = \begin{pmatrix} 0 & -...

行列行列の積線形代数
2025/7/20

与えられた2次正方行列 $A = \begin{pmatrix} 0 & 1 \\ 0 & -1 \end{pmatrix}$ の2乗 $A^2$ と3乗 $A^3$ を計算する問題です。

行列行列の計算行列の累乗
2025/7/20

与えられた3つの行列の積を計算する問題です。行列はそれぞれ $\begin{pmatrix} -2 & 1 \\ -2 & -1 \end{pmatrix}$, $\begin{pmatrix} 1 ...

行列行列の積線形代数
2025/7/20