4辺の長さの和が16である長方形ABCDにおいて、辺BCの長さを$x$とし、長方形ABCDの面積を$y$とする。 (1) $y$を$x$の式で表しなさい。 (2) $y \geq 10$となる$x$の範囲を求めなさい。

代数学二次関数二次不等式長方形面積
2025/7/20

1. 問題の内容

4辺の長さの和が16である長方形ABCDにおいて、辺BCの長さをxxとし、長方形ABCDの面積をyyとする。
(1) yyxxの式で表しなさい。
(2) y10y \geq 10となるxxの範囲を求めなさい。

2. 解き方の手順

(1) 長方形ABCDの辺BCの長さをxxとすると、向かい合う辺もxxとなる。4辺の長さの和が16なので、他の2辺の長さの和は162x16-2xとなる。残りの1辺の長さは、その半分であるから162x2=8x\frac{16-2x}{2} = 8-xとなる。
長方形の面積yyは、縦の長さxxと横の長さ8x8-xの積で表されるので、以下のようになる。
y=x(8x)=8xx2y = x(8-x) = 8x - x^2
(2) y10y \geq 10となるxxの範囲を求める。
y=8xx2y = 8x - x^2であるから、8xx2108x - x^2 \geq 10となるxxの範囲を求める。
不等式を変形すると、以下のようになる。
8xx2108x - x^2 \geq 10
x2+8x100-x^2 + 8x - 10 \geq 0
x28x+100x^2 - 8x + 10 \leq 0
この2次不等式を解くために、x28x+10=0x^2 - 8x + 10 = 0の解を求める。
解の公式を用いると、
x=(8)±(8)24(1)(10)2(1)=8±64402=8±242=8±262=4±6x = \frac{-(-8) \pm \sqrt{(-8)^2 - 4(1)(10)}}{2(1)} = \frac{8 \pm \sqrt{64 - 40}}{2} = \frac{8 \pm \sqrt{24}}{2} = \frac{8 \pm 2\sqrt{6}}{2} = 4 \pm \sqrt{6}
したがって、x28x+100x^2 - 8x + 10 \leq 0となるxxの範囲は、
46x4+64-\sqrt{6} \leq x \leq 4+\sqrt{6}
長方形の辺の長さであるから、x>0x > 0かつ8x>08-x > 0である必要があるので、0<x<80 < x < 8である。
4642.45=1.554 - \sqrt{6} \approx 4 - 2.45 = 1.55
4+64+2.45=6.454 + \sqrt{6} \approx 4 + 2.45 = 6.45
であるから、46x4+64-\sqrt{6} \leq x \leq 4+\sqrt{6}0<x<80 < x < 8を満たしている。

3. 最終的な答え

(1) y=x2+8xy = -x^2 + 8x
(2) 46x4+64-\sqrt{6} \leq x \leq 4+\sqrt{6}

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