これらの微分方程式は、定数係数の同次線形微分方程式なので、特性方程式を用いることで解くことができます。特性方程式の解の種類によって、一般解の形が変わります。
(1) 3y′′+10y′+8y=0 特性方程式は
3r2+10r+8=0 (3r+4)(r+2)=0 r1=−34,r2=−2 これらは実数で異なる解なので、一般解は次のようになります。
y=c1e−34x+c2e−2x (2) y′′−6y′+9y=0 特性方程式は
r2−6r+9=0 (r−3)2=0 これは実数の重解なので、一般解は次のようになります。
y=c1e3x+c2xe3x (3) y′′−6y′+7y=0 特性方程式は
r2−6r+7=0 r=26±36−28=26±8=3±2 これらは実数で異なる解なので、一般解は次のようになります。
y=c1e(3+2)x+c2e(3−2)x (4) 2y′′+y′+y=0 特性方程式は
2r2+r+1=0 r=4−1±1−8=4−1±i7 これらは複素数解なので、一般解は次のようになります。
y=e−41x(c1cos(47x)+c2sin(47x))