与えられた行列 $A$ を用いて定まる線形写像 $T_A$ について、以下の問いに答える問題です。 (1) 線形写像 $T_A$ は何次元ベクトル空間 $V$ から何次元ベクトル空間 $W$ への線形写像か。 (2) ベクトル空間 $V$ の基本ベクトル $e_2$ の $T_A$ による像の第3成分は何か。 行列 $A$ は以下で与えられています。 $A = \begin{pmatrix} -6 & -11 & -1 \\ -14 & -23 & -27 \\ -26 & -20 & 2 \\ -8 & -22 & -15 \\ 12 & 15 & 26 \\ 16 & -29 & 3 \end{pmatrix}$

代数学線形代数線形写像行列ベクトル空間
2025/7/20

1. 問題の内容

与えられた行列 AA を用いて定まる線形写像 TAT_A について、以下の問いに答える問題です。
(1) 線形写像 TAT_A は何次元ベクトル空間 VV から何次元ベクトル空間 WW への線形写像か。
(2) ベクトル空間 VV の基本ベクトル e2e_2TAT_A による像の第3成分は何か。
行列 AA は以下で与えられています。
$A = \begin{pmatrix}
-6 & -11 & -1 \\
-14 & -23 & -27 \\
-26 & -20 & 2 \\
-8 & -22 & -15 \\
12 & 15 & 26 \\
16 & -29 & 3
\end{pmatrix}$

2. 解き方の手順

(1) 行列 AA6×36 \times 3 行列なので、線形写像 TAT_A は3次元ベクトル空間 VV から 6次元ベクトル空間 WW への線形写像を定めます。
(2) e2e_2 は3次元ベクトル空間の基本ベクトルなので、e2=(010)e_2 = \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ 0 \end{pmatrix} と表されます。
TA(e2)=Ae2T_A(e_2) = A e_2 を計算します。
$T_A(e_2) = \begin{pmatrix}
-6 & -11 & -1 \\
-14 & -23 & -27 \\
-26 & -20 & 2 \\
-8 & -22 & -15 \\
12 & 15 & 26 \\
16 & -29 & 3
\end{pmatrix} \begin{pmatrix} 0 \\ 1 \\ 0 \end{pmatrix} = \begin{pmatrix} -11 \\ -23 \\ -20 \\ -22 \\ 15 \\ -29 \end{pmatrix}$
TA(e2)T_A(e_2) の第3成分は -20 です。

3. 最終的な答え

(1) 3次元ベクトル空間 VV から 6次元ベクトル空間 WW
(2) -20

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