(1) 出る目の最小値が1である確率
4回の試行すべてにおいて、1以上の目が出る確率は1です。
4回の試行すべてにおいて、2以上の目が出る確率は (65)4 です。 したがって、少なくとも1回は1の目が出る確率は、1から「すべての目が2以上である確率」を引けば求められます。
1−(65)4=1−1296625=12961296−625=1296671 (2) 出る目の最小値が1で、かつ最大値が6である確率
4回の試行で、出る目の最小値が1かつ最大値が6である確率を求めます。
4回の試行で、1以上6以下の目が出る確率は1です。
4回の試行で、2以上5以下の目しか出ない確率は (64)4=(32)4=8116 です。 4回の試行で、1が出ない確率は (65)4=1296625 です。 4回の試行で、6が出ない確率は (65)4=1296625 です。 4回の試行で、1も6も出ない確率は (64)4=(32)4=8116=1296256 です。 1以上6以下の数が出る確率から、「1が出ない確率」と「6が出ない確率」を引くと、「1か6のどちらかが出ていない確率」を二重に引いてしまうので、「1も6も出ない確率」を足します。
求める確率は、
1−(65)4−(65)4+(64)4=1−2(65)4+(32)4 =1−2×1296625+1296256=12961296−1250+256=1296302=648151 4回の試行で、1が出て6も出る確率を考えます。
1と6以外の数字(2,3,4,5)しか出ない確率は (64)4 です。 1が出ない確率は (65)4 です。 6が出ない確率は (65)4 です。 1も6も出ない確率は (64)4 です。 全て1以上6以下の目が出る確率から、1が出ない確率と6が出ない確率を引いて、1も6も出ない確率を足すと、
(66)4−(65)4−(65)4+(64)4=1−2(65)4+(64)4=1−2(1296625)+1296256=12961296−1250+256=1296302=648151