1から10までの番号が書かれたカードが10枚入った袋から1枚のカードを取り出すとき、以下の確率を求めます。 (1) 7のカードが出る確率 (2) 10の約数のカードが出る確率 (3) 7のカードまたは10の約数のカードが出る確率

確率論・統計学確率事象約数排反事象
2025/7/20

1. 問題の内容

1から10までの番号が書かれたカードが10枚入った袋から1枚のカードを取り出すとき、以下の確率を求めます。
(1) 7のカードが出る確率
(2) 10の約数のカードが出る確率
(3) 7のカードまたは10の約数のカードが出る確率

2. 解き方の手順

(1) 7のカードが出る確率
カードは全部で10枚あり、そのうち7のカードは1枚だけなので、7のカードが出る確率は、
P(7)=110P(7) = \frac{1}{10}
となります。
(2) 10の約数のカードが出る確率
10の約数は、1, 2, 5, 10 の4つです。したがって、10の約数のカードが出る確率は、
P(10の約数)=410=25P(\text{10の約数}) = \frac{4}{10} = \frac{2}{5}
となります。
(3) 7のカードまたは10の約数のカードが出る確率
7のカードが出る事象をA、10の約数のカードが出る事象をBとすると、P(AB)=P(A)+P(B)P(AB)P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B)で求められます。
P(A)=110P(A) = \frac{1}{10}
P(B)=410P(B) = \frac{4}{10}
ABA \cap Bは、7のカードかつ10の約数のカードが出る事象ですが、7は10の約数ではないので、P(AB)=0P(A \cap B) = 0となります。
したがって、
P(AB)=110+4100=510=12P(A \cup B) = \frac{1}{10} + \frac{4}{10} - 0 = \frac{5}{10} = \frac{1}{2}
となります。

3. 最終的な答え

(1) 7のカードが出る確率: 110\frac{1}{10}
(2) 10の約数のカードが出る確率: 25\frac{2}{5}
(3) 7のカードまたは10の約数のカードが出る確率: 12\frac{1}{2}

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