画像には以下の2つの問題が書かれています。 (2) 運動方程式を解き、加速度 $a$ を力 $F$, 質量 $M$, 質量 $m$ で表わせ。 (3) 糸の張力 $T_1, T_2$ を力 $F$, 質量 $M$, 質量 $m$ を用いて表わせ。 前提として、滑車に質量が無く、摩擦も無い状況を考えます。 質量 $M$ の物体と質量 $m$ の物体が糸で繋がれており、質量 $M$ の物体を力 $F$ で引っ張っている状況を想定します。このとき、糸にかかる張力が $T_1$ と $T_2$ であると考えられます。

応用数学運動方程式力学物理加速度張力
2025/7/20

1. 問題の内容

画像には以下の2つの問題が書かれています。
(2) 運動方程式を解き、加速度 aa を力 FF, 質量 MM, 質量 mm で表わせ。
(3) 糸の張力 T1,T2T_1, T_2 を力 FF, 質量 MM, 質量 mm を用いて表わせ。
前提として、滑車に質量が無く、摩擦も無い状況を考えます。
質量 MM の物体と質量 mm の物体が糸で繋がれており、質量 MM の物体を力 FF で引っ張っている状況を想定します。このとき、糸にかかる張力が T1T_1T2T_2 であると考えられます。

2. 解き方の手順

(2) 加速度 aa を求める。
まず、質量 MM の物体の運動方程式を立てます。
FT1=MaF - T_1 = Ma
次に、質量 mm の物体の運動方程式を立てます。
T2=maT_2 = ma
ここで、T1T_1T2T_2 は同じ糸にかかっている張力なので、T1=T2T_1 = T_2 となります。
したがって、
T1=T2=TT_1 = T_2 = T とします。
FT=MaF - T = Ma
T=maT = ma
上の式を下の式に代入すると、
Fma=MaF - ma = Ma
F=Ma+maF = Ma + ma
F=(M+m)aF = (M+m)a
したがって、加速度 aa
a=FM+ma = \frac{F}{M+m}
(3) 張力 T1T_1T2T_2 を求める。
T=maT = ma
T=mFM+mT = m \frac{F}{M+m}
T=mFM+mT = \frac{mF}{M+m}
したがって、T1=T2=mFM+mT_1 = T_2 = \frac{mF}{M+m}

3. 最終的な答え

(2) 加速度 aa
a=FM+ma = \frac{F}{M+m}
(3) 張力 T1T_1T2T_2
T1=T2=mFM+mT_1 = T_2 = \frac{mF}{M+m}

「応用数学」の関連問題

断面積 $S$、高さ $h$ の円柱を水面から深さ $d$ の位置に沈めたとき、円柱の上面と下面が受ける圧力と力を求め、浮力を計算する問題。大気圧を $p_0$、水の密度を $\rho$、重力加速度の...

浮力圧力流体力学物理
2025/7/20

質量 $10 \text{ kg}$ の物体が糸で吊るされています。重力加速度は $9.8 \text{ m/s}^2$ です。 (1) 糸の張力 $T$ が $148 \text{ N}$ のとき、...

力学運動方程式張力加速度物理
2025/7/20

質量2.5kgの物体が水平な床に置かれています。水平方向に力 $F$ を加え、その力を徐々に大きくしていったところ、$F$ が9.8Nになった時に物体が滑り出しました。重力加速度の大きさは $9.8 ...

力学摩擦力静止摩擦力運動方程式物理
2025/7/20

ばね定数 $70 \text{ N/m}$ のつる巻きばねの一端に質量 $1.0 \text{ kg}$ のおもりをつけ、おもりを水平な台上にのせ、ばねの他端を静かに引き上げる。重力加速度の大きさを ...

力学ばね弾性力重力
2025/7/20

静止していた物体が直線上を動き始めた。進んだ距離は、動き始めてからの時間の3乗に比例して増えていった。このとき、物体の瞬間速度は時間の何乗に比例して増えたかを選ぶ問題です。

微分運動速度比例
2025/7/20

ばね定数 $k = 70 \text{ N/m}$ のばねに質量 $m = 1.0 \text{ kg}$ のおもりをつけ、台の上に乗せた状態でばねを引き上げる。重力加速度 $g = 9.8 \tex...

力学ばね力の釣り合い物理
2025/7/20

重さ $3.0 N$ の小球が軽い糸1で天井から吊り下げられています。小球を糸2で水平方向に引っ張って、糸1が天井と $60^\circ$ の角をなす状態で静止させました。糸1と糸2が小球を引く力の大...

力学力のつり合いベクトル三角関数
2025/7/20

画像には反発係数の式とその結果が書かれています。反発係数の式は$1 = -\frac{v_A' - v_B'}{1.0 - 5.0}$ であり、この式と別の式(式1)から、衝突後の速度$v_A' = ...

力学反発係数運動量物理
2025/7/20

$r = (x, y, z)$、 $r = \sqrt{x^2 + y^2 + z^2}$ とするとき、以下の発散 (divergence) を計算します。ただし、(2) では $r \neq 0$ ...

ベクトル解析発散勾配div偏微分
2025/7/20

画像には、おにぎりとジュースの消費に関する予算制約について説明が書かれています。具体的には、予算制約式、グラフ、傾きの意味などが説明されています。問題は画像の内容を理解し、予算制約に関する概念を把握す...

経済学予算制約線形計画法グラフ価格
2025/7/20