袋の中にAからGまでの7枚のカードが入っており、A, B, C, Dは赤色、E, Fは白色、Gは黄色である。この中から2枚のカードを取り出すとき、取り出し方は全部で何通りあるか。また、取り出した2枚のうち1枚だけが黄色である確率を求めよ。

確率論・統計学組み合わせ確率場合の数
2025/7/20

1. 問題の内容

袋の中にAからGまでの7枚のカードが入っており、A, B, C, Dは赤色、E, Fは白色、Gは黄色である。この中から2枚のカードを取り出すとき、取り出し方は全部で何通りあるか。また、取り出した2枚のうち1枚だけが黄色である確率を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2枚のカードの取り出し方の総数を計算する。
7枚のカードから2枚を選ぶ組み合わせなので、組み合わせの公式を用いる。
組み合わせの総数は nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!} で計算できる。
この問題では、n=7n=7r=2r=2 なので、
7C2=7!2!(72)!=7!2!5!=7×62×1=21_7C_2 = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7!}{2!5!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21通り。
(2) 取り出した2枚のうち1枚だけが黄色である場合の数を計算する。
黄色いカードはGの1枚だけなので、もう1枚は黄色以外のカード(A, B, C, D, E, F)から選ぶ必要がある。
黄色以外のカードは6枚なので、組み合わせは6通り。
したがって、1枚が黄色、もう1枚が黄色以外の組み合わせは6通り。
(3) 確率を計算する。
確率は、求める事象の数を取り出し方の総数で割ることで求められる。
確率は 求める事象の数取り出し方の総数\frac{\text{求める事象の数}}{\text{取り出し方の総数}} で計算される。
求める事象の数は6通り、取り出し方の総数は21通りなので、
確率は 621=27\frac{6}{21} = \frac{2}{7}

3. 最終的な答え

取り出し方は全部で21通り。
取り出した2枚のうち1枚だけが黄色である確率は27\frac{2}{7}

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