$z = x^2 + y^3$, $x = 3t^2 + 2t + 1$, $y = -2t - 3$ のとき、$\frac{dz}{dt}$ を求めよ。

解析学合成関数の微分連鎖律偏微分多変数関数
2025/7/20
はい、承知いたしました。画像の練習問題のうち、問題2を解きます。

1. 問題の内容

z=x2+y3z = x^2 + y^3, x=3t2+2t+1x = 3t^2 + 2t + 1, y=2t3y = -2t - 3 のとき、dzdt\frac{dz}{dt} を求めよ。

2. 解き方の手順

合成関数の微分を利用します。zzxxyy の関数であり、xxyytt の関数であるので、連鎖律より、
dzdt=zxdxdt+zydydt\frac{dz}{dt} = \frac{\partial z}{\partial x} \frac{dx}{dt} + \frac{\partial z}{\partial y} \frac{dy}{dt}
まず、各偏微分を計算します。
zx=2x\frac{\partial z}{\partial x} = 2x
zy=3y2\frac{\partial z}{\partial y} = 3y^2
dxdt=6t+2\frac{dx}{dt} = 6t + 2
dydt=2\frac{dy}{dt} = -2
これらを dzdt\frac{dz}{dt} の式に代入します。
dzdt=(2x)(6t+2)+(3y2)(2)\frac{dz}{dt} = (2x)(6t+2) + (3y^2)(-2)
dzdt=2x(6t+2)6y2\frac{dz}{dt} = 2x(6t+2) - 6y^2
x=3t2+2t+1x = 3t^2 + 2t + 1y=2t3y = -2t - 3 を代入して、tt の関数として表します。
dzdt=2(3t2+2t+1)(6t+2)6(2t3)2\frac{dz}{dt} = 2(3t^2 + 2t + 1)(6t+2) - 6(-2t-3)^2
dzdt=(6t2+4t+2)(6t+2)6(4t2+12t+9)\frac{dz}{dt} = (6t^2 + 4t + 2)(6t+2) - 6(4t^2 + 12t + 9)
dzdt=36t3+12t2+24t2+8t+12t+424t272t54\frac{dz}{dt} = 36t^3 + 12t^2 + 24t^2 + 8t + 12t + 4 - 24t^2 - 72t - 54
dzdt=36t3+12t2+8t+12t+472t54\frac{dz}{dt} = 36t^3 + 12t^2 + 8t + 12t + 4 - 72t - 54
dzdt=36t3+12t252t50\frac{dz}{dt} = 36t^3 + 12t^2 - 52t - 50

3. 最終的な答え

dzdt=36t3+12t252t50\frac{dz}{dt} = 36t^3 + 12t^2 - 52t - 50

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