(1) 関数 y=f(x) のグラフを描きます。 まず、∣x2−9∣ と ∣x−2∣ の絶対値を外します。 x2−9=0 となるのは x=±3 のときです。 x−2=0 となるのは x=2 のときです。 場合分けをして考えます。
f(x)=x2−9−3(2−x)−2=x2+3x−17 (ii) −3≤x<2 のとき: f(x)=−(x2−9)−3(2−x)−2=−x2+3x+1 (iii) 2≤x<3 のとき: f(x)=−(x2−9)−3(x−2)−2=−x2−3x+13 f(x)=x2−9−3(x−2)−2=x2−3x−5 これらの場合について、それぞれの範囲におけるグラフを描きます。
頂点の座標を求めるために、それぞれ平方完成します。
(i) x2+3x−17=(x+23)2−49−17=(x+23)2−477 (ii) −x2+3x+1=−(x−23)2+49+1=−(x−23)2+413 (iii) −x2−3x+13=−(x+23)2+49+13=−(x+23)2+461 (iv) x2−3x−5=(x−23)2−49−5=(x−23)2−429 (2) y=f(x) と y=k の共有点の個数 (1)で描いたグラフと y=k のグラフの交点の個数を数えます。グラフを描かないと個数を求めることができません。 f(−3)=−9−9+1=−8+1=−8 f(2)=−4+6+1=3 f(3)=−9−9+13=−5 グラフを描いた状態で、以下のようになります。
−8<k<−5のとき、2個 −5<k<3のとき、4個 3<k<413のとき、4個 k=413のとき、3個 413<k<461のとき、2個 k=461のとき、1個 461<kのとき、0個